2021.10.01
富士フイルムメディカル株式会社は、携帯性に優れた軽量・コンパクトなワイヤレス超音波画像診断装置「iViz air(アイビズエアー)」の最新バージョン「iViz air Ver.4」を、2021年10月1日に発売する。
「iViz air Ver.4」では、従来の5.8インチサイズに加えて10.1インチサイズの本体タブレットをラインアップしました。さらにオプションソフトを用途に合わせて選択して購入できる。
富士フイルムメディカルは2019年12月より、タブレット型の本体と、ワイヤレスの超音波プローブで構成され、携帯性に優れた軽量・コンパクトな超音波画像診断装置「iViz air」を販売している。
AI技術を活用して開発した尿量自動計測機能※1を搭載し、在宅医療で活用が広がる「iViz airコンベックス」と、透析医療や神経ブロック、点滴などの穿刺が必要な場面で穿刺を視覚化する、カラードプラ機能搭載の「iViz airリニア」の2種類のプローブをラインアップしており、好評を得ている。
国内における「iViz air」の累計販売台数は、発売から1年6ヵ月となる2021年6月に1,000台を突破し※2、さらにその後も販売を拡大している。
今回発売を開始する「iViz air Ver.4」は、超音波プローブ、本体、オプションソフトを、施設のニーズに応じてより自由に選択し購入できる、柔軟な製品構成を実現した。
プローブと組み合わせる本体タブレットは、持ち運びに便利な5.8インチまたは視認性に優れた10.1インチの2種類から選択可能である。
さらに、診断をサポートするオプションソフトとして、リニアプローブ向けに、「PV穿刺モードPlus※3」を新たに搭載した。
「PV穿刺モードPlus」はAI技術を活用し、上肢末梢の動静脈をリアルタイム判別する「血管判別アシストモード」※4と、末梢血管などの浅層を大きく表示させることが可能な「全画面表示モード」※5の2つのモードでエコーガイド下穿刺をアシストする。
さらに、リニアプローブ、コンベックスプローブともに、エコー画像とカメラ画像を同時に表示する「マルチビュー機能」を追加。診療シーンや用途に応じて導入できる。
富士フイルムは、今後も独自技術を生かし、医療現場のニーズに応える幅広い製品・サービスの提供を通じて、さらなる医療の質・効率・安全性の向上、人々の健康の維持・増進に貢献していく。
※1 AI技術の一つであるディープラーニングを使用して設計した「膀胱尿量自動計測機能」。コンベックスプローブのみ。
※2 2019年12月に発売したiViz airコンベックスと2020年4月に発売したiViz airリニアの合計台数。2021年6月末時点で販売累計1,009台。
※3 PV穿刺モードの中に、AI技術の一つであるディープラーニングを使用して設計した「血管判別アシストモード」が搭載されている。リニアプローブのみ。
※4 AI技術の一つであるディープラーニングを使用して設計した「血管判別アシストモード」。リニアプローブのみ。
※5 全画面表示モードは、開発にAI技術を使用してない。
一般的名称:ワイヤレス画像診断装置 iViz air
販売名:FWUシリーズ
認証番号:301ABBZX00003000
発売日:2021年10月1日
20秒の高速起動※6、連続スキャン時間3時間※7のワイヤレスプローブは、画像処理アルゴリズム「クリアビジュアライゼーション」を搭載し、233万画素の鮮明で高精細な画像を提供する。タブレット/プローブにカバーをかぶせて操作でき、感染症リスクにも対応している。
※6 プローブ電源OFF、タブレットスリープ状態から、プローブ電源ボタン押下でタブレットスリープ会場、アプリを立ち上げ、Bモード画面が表示されるまでの時間。ただし電波状態は良好なものとする。
※7 新品のバッテリー、常温、デフォルト設定、バッテリーフル充電状態の場合。
持ち運びに便利な5.8インチまたは視認性に優れた10.1インチの本体タブレットから、使用用途に合わせて選択可能である。
・PV穿刺モードPlus
AI技術の一つであるディープラーニングを使用して開発した「血管判別モード」と、画面の横幅を最大限に利用して、末梢血管などの浅層を大きく表示できる「全画面表示モード」の2つのモードで、より迅速かつ的確なエコーガイド下穿刺をアシストする。
「血管判別モード」は、上肢末梢の動静脈をリアルタイムタイム判別し、血管までの深さと径を自動計測します。さらに血管径に応じて異なる色のマーカーを表示し、視認性を向上した。
・膀胱尿量自動計測
AI技術の一つであるディープラーニングを使用して開発。自動抽出された膀胱領域に貯留した尿量を簡便に短時間で自動計測できる。
・直腸観察ガイド
プローブの当て方を解剖図のアニメーションと参考画像でアシストする。便なし、軟便、硬便の典型的な画像を参考にしながら、便性状の評価が可能である。所見はアノテーションとして付与することができる。
・肺エコーガイド
肺エコーの走査手順を視覚的にアシストする。走査プロトコルは BLUE protocol(片肺6箇所)と POCUS protocol(片肺4箇所)から選択可能。ガイドに沿って走査、画像所見を選択することで肺全体の検査レポートを簡単に作成できます。
エコー画像とカメラ画像を同時に表示し、1つの画像として保存可能。カメラ画像を Body Mark の代わりにする、手技を上級医に確認してもらう、プローブ走査法の教育のための参考画像にするなど、様々な使い方が可能です。
関連先リンク:https://www.fujifilm.com/fms/ja
TEL:03-6419-8033
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