2025.12.17
株式会社Splink(本社:東京都港区、代表取締役:青山 裕紀、以下「同社」)は、同社が開発・提供するセルフチェック型認知機能測定ツール・脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging+」が、慶應義塾大学 予防医療センターに2025年11月より採用されることをお知らせする。今回の採用により、質の高い医療サービスを求める健康志向の方々に向けた“ブレインヘルスケア”の実現をサポートする。
併せて、2023年9月より同社は分担機関として、慶應義塾大学(所在地:東京都港区)とともに、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による「予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業」の一環として共同研究も進めてきた。「将来の認知機能予測に基づくテーラーメイド行動変容プログラム開発」という研究テーマのもと、同社が開発した認知機能評価ツール「CQ test」を活用し、個々の生活習慣や認知機能状態に応じた個別化した介入を進めてきた。このような研究活動の積み上げにより、認知機能の低下を早期に発見・介入し、脳の健康状態の改善を目指す新たなアプローチの確立を目指す。
参考:
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発
基盤整備事業
https://www.amed.go.jp/program/list/12/02/004.html
このたび同社が慶應義塾大学 予防医療センターに提供する認知機能測定ツールおよび脳ドックサービスは、これまで全国150施設以上に脳ドック用AIプログラムとして導入・提供してきた「Brain Life Imaging」に、日本脳ドック学会の「脳ドックのガイドライン 2025」に準拠し、タブレットを用いて5〜10分程度で実施できるセルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test」の結果を突合することで、脳の健康状態を一括して出力する「ブレインヘルスケア・レポート」の作成が可能となる。さらに、これらの検査結果は、受診者が登録したPHR(パーソナルヘルスレコード)上で管理することも可能である。この一元化された健康管理の仕組みにより、受診者は迅速かつ総合的に脳の健康状態を把握することができる。
※ PHR(パーソナルヘルスレコード)とは、健診結果や医用画像などの自身の健康情報を、個人が主体となって一元的に管理・閲覧できる仕組みであり、医療機関の枠を超えて継続的に活用できる点が特長である。
「Brain Life Imaging+」は、MRI画像をAIで解析する「Brain Life Imaging」と、健常者から軽度認知機能低下(MCI)まで幅広く評価できる「CQ test」を組み合わせた、統合型の脳ドックソリューションである。海馬体積の変化と認知機能の状態をレポートで可視化することで、単なる異常検出にとどまらず、受診者一人ひとりに応じた気づきや生活改善のヒントを提供する。認知症の“診断前”から脳の健康に前向きに向き合うことを支援し、予防・早期発見を重視した新しい“ブレインヘルスケア”の実装を可能にする。さらに、「Brain Life Imaging+」は医療機関で利用される画像管理システムに対応しており、MRIなどの医用画像を安全かつ効率的に管理・共有するPSP株式会社が提供する「NOBORI PHR」上で検査結果レポートを提供することが可能である。これにより、医療機関の既存ワークフローを大きく変えることなく、受診者にとって理解しやすく価値の高い脳ドック体験を実現する。
「CQ test(Cognition Quotient test)」は、健常な方から受けていただけるセルフチェック型認知機能測定ツールである。脳の状態を健常なときから把握することができる。認知機能を総合的に分析することで、認知機能の面からも気づきを得ることが可能である。スマートフォンやタブレット端末などWeb接続で利用可能なテストは、10分程度でテストが完了し、結果表示までその端末内で完結できる。解析データの保存・蓄積により、経年変化を可視化することで、より深い気づきを個々人に提供する。
持続可能な「働く」を創り出すことは人的資本経営や労働力高齢化の観点で社会にとって至上命題である。「脳の状態を知るのが怖い」という恐怖感を克服するデザインや社員にとっての安心安全な受診環境づくりで企業の“ブレインヘルスケア”の実現に貢献する。
一般の方向けページ:
https://www.brain-life-imaging.com/cqtest.html
本プログラムは、脳MRIデータをAIで解析し、「海馬」領域の体積を測定・可視化し、受診者様目線のわかりやすい結果レポートを届けることで気づきを促す「脳ドック用AIプログラム」である。解析データの保存・蓄積により、経年変化を可視化することで、より深い気づきを個々人に提供する。
2025年11月現在、横浜市立市民病院、国立循環器病研究センター、半田市医師会健康管理センター、新百合ヶ丘総合病院、倉敷中央病院付属予防医療プラザなど、全国の病院・クリニックにおいて幅広く採用いただいている。
一般の方向けページ:
https://www.sitelp.brain-life-imaging.com/index.html
同社は慶應義塾大学と共同で、個々人の健康状態や認知機能、生活習慣に基づき、将来の認知機能を予測し、最適な生活改善を提案するアプリの開発を進めている。このアプリは、利用者が健康的な生活習慣に積極的に取り組むための動機づけを強化し、予防効果を最大限に引き出すことを目指している。同社が提供するセルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test」を改良し、慶應義塾大学名誉教授・慶應義塾大学 予防医療センター 特任教授の三村 將先生や慶應義塾大学医学部 医科学研究連携推進センター 教授 岸本 泰士郎先生と共同で、脳トレーニング(脳トレ)として開発・実装していく。
「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに、認知症をはじめとする“ブレインヘルス”の領域において、認知症の早期発見から診断支援まで一貫したソリューションをワンストップで提供している。健常な方から認知機能を簡単に測定できるセルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test」、脳MRIをAIで解析し、脳の中でも記憶や学習にかかわりの深い「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者様目線のわかりやすいレポートを届けることで気づきを促す脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging」、脳MRIより脳の減少度を定量・数値化することで診断に役立つ情報を提供し、診断支援をおこなう脳画像解析プログラム「BRAINEER」を主力製品として提供している。
会社名:株式会社Splink
本社所在地:東京都港区赤坂1-14-14 WAW赤坂第35興和ビル4階
事業内容:「ブレインヘルスケア」事業、医療機器プログラム事業
設立:2017年1月
代表取締役:青山 裕紀
URL:https://www.splinkns.com/
商標「ブレインヘルスケア」は株式会社Splinkの登録商標である。
株式会社Splink
広報担当:平山
Mail:pr@splinkns.com
URL:https://www.splinkns.com/

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