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2025.04.21

富士フイルム、上部消化管用細径処置スコープEG-840TP専用デバイス わん曲アクセサリー「AttachBend」新発売 第二わん曲部を付与することにより確実な処置をサポート

  1. EMR(内視鏡的粘膜切除術)
  2. ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
  3. 上部消化管内視鏡(胃カメラ)

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、上部消化管用細径処置スコープ「EG-840TP*1」に第二わん曲部を付与するアクセサリー「AttachBend」を、富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川原 芳博)を通じて4月21日より発売する。

近年、胃などの消化管の早期がん治療において、内視鏡下で行われるEMR(内視鏡的粘膜切除術)やESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)といった、患者の身体的負担の少ない低侵襲治療の普及が進んでいる*2。これらの内視鏡治療には、病変の切除や止血処理など高度な技術が要求されるため、スコープの操作性や病変へのアプローチ性の向上が求められている。

今回発売する「AttachBend」は、「EG-840TP」に装着することで、スコープに第二わん曲部を付与するアクセサリーである。「AttachBend」を装着することにより、従来はスコープが届きにくかった胃噴門部や穹窿部、胃角部などの病変に対するスコープ角度の調整や距離の確保が容易になり、アプローチ性の向上が期待される。また、「AttachBend」を装着しても「EG-840TP」の先端径(7.9mm)は維持されるため、病変部に従来どおり潜り込むことができ、確実な処置をサポートする。

「AttachBend」を装着することで操作性が向上するイメージ

わん曲アクセサリー「AttachBend」

「AttachBend」を装着した「EG-840TP」

富士フイルムは、今後も独自技術を生かし、医療現場のニーズに応える幅広い製品・サービスの提供を通じて、さらなる医療の質・効率・安全性の向上、人々の健康の維持・増進に貢献していく。

1.品名

わん曲アクセサリー AttachBend
販売名:わん曲アクセサリー DM-1070A
認証番号:14B1X10022A0C508

2.発売日

2025年4月21日

3.主な特長

(1)最大70°の第二わん曲部を付与
「AttachBend」を「EG-840TP」の軟性部に装着し、専用操作部のレバーを押下することで、装着部を最大70°までわん曲させることができる。また「AttachBend」の装着方向に応じて、任意の方向にわん曲させることが可能である。これにより、従来スコープが届きにくかった病変に対して、角度の調整や距離の確保がしやすくなり、「EG-840TP」による処置性能の向上が期待できる。

「AttachBend」操作部と第二わん曲部

装着方向に応じて、任意の方向にわん曲可能


(2)「EG-840TP」の先端径を維持
「AttachBend」を装着した場合でも、「EG-840TP」の先端径(7.9mm)は維持されます。これにより、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)施行時の、先端部を病変部に潜り込ませる手技も従来どおり実施することができる。

(3)軽量操作部
「AttachBend」の操作部は軽量なため、装着したまま長時間処置しても術者が負担を感じにくく、安定した処置が期待できる。

*1 販売名:電子内視鏡 EG-840TP 認証番号:304AABZX00040000
*2 症例数は令和2年度約140,000件から令和4年度約156,000件に増加。厚生労働省NDBオープンデータをもとに同社調べ。


▪問い合わせ
富士フイルムメディカル株式会社
マーケティング部
E-mail:shm-fms-hansoku@fujifilm.com

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