2024.09.06
キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市、代表取締役社長:瀧口 登志夫)は小型・軽量・ワイヤレスで簡単に持ち運ぶことができ、多様な検査ニーズに対応可能な携帯型超音波診断装置「Aplio air(アプリオ エアー)」の国内受注を10月1日より開始する。
近年、超音波診断装置の目覚しい進歩により、疾病の早期発見・予防、そして治療時のガイドとしての役割が注目されている。特にいつでもどこにでも持ち運ぶことが可能な小型の超音波診断装置はベッドサイドや診察室、院外など、患者さんがいる傍で臨床医が行う超音波検査Point–of–Care Ultrasound(POCUS)として、その活躍の場を急速に広げている。例えば、在宅医療やへき地医療、救急や電源の確保が難しい災害時、スポーツ競技におけるコンディションチェックなど、院外での活用が広がっている。
Aplio airは、スマートフォンやタブレットなどの端末※にワイヤレス(Wi-Fi®)で接続し、端末にインストールした専用アプリから操作して超音波画像の観察が可能である。また、さまざまなシーンに一台で対応できるよう、コンベックスプローブとリニアプローブの両方が使用可能なデュアルヘッドプローブを採用している。さらに、約70分駆動可能なバッテリーを搭載しながら、重さ約200gの軽量設計を実現し、院内はもとより院外への持ち運びも容易である。また、頸動脈の内膜の厚み、膀胱容量などの自動計測機能や、血流量計測などさまざまな計測にも対応し、いつでもどこでも高画質な超音波画像による質の高い検査を行いたいというニーズに応える。迅速かつ適切な検査を支援し、医療の質と患者のQOL(Quality of Life)向上に貢献する。
なお、9月12日(木)~13日(金)に開催される日本スポーツ整形外科学会(東京)や、9月15日(日)~16日(月)に開催される第37回日本臨床内科医学会(京都)にて、本製品を展示する。
専用アプリをインストールすることで、スマートフォンやタブレットなどの端末で超音波画像を観察することができる。専用端末が不要のため、ユーザー所有の端末を活用することもできる。
約70分駆動可能な大容量バッテリーを内蔵しているため、電源が無い場所での検査も安心して行える。また、充電はワイヤレス充電パッドに乗せるだけで充電することができる。
距離計測などの基本計測に加え、排尿ケアをサポートする自動膀胱計測機能や、パルスドプラを使った血流量の計測、頸動脈の内膜の厚みをワンタッチで計測するAuto-IMT計測といった高級機で培った応用計測に対応し、幅広い分野の検査をサポートする。
スマートフォンやタブレットなどの端末に内蔵されたカメラで撮影した画像を超音波画像と一緒に保存することができる。ApliCamは患部の写真と超音波画像を同一画面に表示出来るため、ボディーマーク代わりや、患部の状態の記録にも役立つ。
装置本体はIP67の防じん・防水規格に対応しており、スポーツ現場やその他訪問先など多様なシーンで使用可能である。さらに、3年間の長期保証にも対応し、安心して使用することができる。
※端末はAplio airには含まれていない。
※Wi-Fi® は Wi-Fi Allianceの商標である。
以上
【キヤノンメディカルシステムズについて】
同社は、疾病の早期診断、早期治療のためCT、MRI、超音波診断装置、X線診断装置などの画像診断装置や体外診断装置、ヘルスケアITソリューションを開発、製造し、世界190以上の国や地域に提供している。同社の経営スローガンである「Made for Life」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、病院経営に貢献し、患者さんに優しい医療システム・サービスをお届けし、これからも変わらず医療に貢献していく。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 ホームページ:https://jp.medical.canon/
【地球環境への取り組み】
同社は、より良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムを提供している。地球温暖化防止をはじめとし、医療放射線被ばくの低減、資源有効活用、化学物質の管理など推進し、地球との共生や豊かな価値の創造のために環境保全に取り組む。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 環境活動:https://jp.medical.canon/about/sustainability/report05.html
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