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2024.07.23

コニカミノルタ、黄疸測定技術の強化による新生児医療への貢献を目的にノルウェーのPicterus社と連携を開始

  1. 新生児黄疸
  2. 黄疸計

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大幸 利充、以下 コニカミノルタ)は、新生児黄疸の測定技術を強化し、新生児医療へより一層貢献していくことを目的として、スマートフォンを使用した独自の黄疸スクリーニングソリューションを提供するPicterus AS(本社:ノルウェー、CEO:Tormod Thomsen、以下 Picterus社)と連携を開始する。

【連携の背景と目的】

コニカミノルタは、1980年に世界で初めて黄疸計を発売して以来、新生児黄疸スクリーニング分野のパイオニアとして、世界のリーディングカンパニーの地位を確立してきた。コニカミノルタの黄疸計「JM-105」は、国内のほぼすべての産科や産院および周産期病院で使用されており、海外にも普及、浸透している。
Picterus社は、スマートフォンを使用した在宅での非侵襲の黄疸スクリーニングツール「Picterus Jaundice Pro」を世界で初めて実用化した企業である。
今回の連携は、独自の黄疸スクリーニングソリューションを提供する両社の協力により、お互いが持つ製品・サービスの黄疸測定技術の向上を目的としている。

新生児黄疸とは、生後数日の間に新生児の肌の色が黄色くなる現象である。ほとんどの新生児に見られ、通常は生後1~2週間で消失するが、病的黄疸がある場合は脳障害を引き起こす可能性があるため治療を必要とする。病的黄疸を早期に発見するために、黄疸スクリーニング検査が行われる。コニカミノルタの黄疸計「JM-105」およびPicterus社が提供する「Picterus Jaundice Pro」はいずれも血液検査が不要で、新生児への負荷を抑えながら病的黄疸を早期に発見できる価値の高いスクリーニングツールである。

コニカミノルタとPicterus社は、連携の第一歩として臨床データ収集において協力する。両社の協力で効率的に収集したデータをお互いの製品・サービスの測定技術向上に活用し、新生児がどこでも適切な黄疸スクリーニングを受けられる医療環境を目指していく。

【コニカミノルタ ヘルスケア事業本部長 儀同 智紀(ぎどう とものり)氏のコメント】

この連携は、実績のある既存技術と新技術の組み合わせによって顧客と企業の双方、そして何より新生児とそのケアをする医療従事者や家族にとってより高い価値を提供することを目指すものです。コニカミノルタはこれからも黄疸計測技術向上に取り組み、質の高い新生児医療に貢献していきます。Picterus社との長期にわたる実り多いパートナーシップを期待しています。

【Picterus社 CEO Tormod Thomsen氏のコメント】

Picterus社はノルウェーの小規模な企業ですが、機敏なアクションを取り、新たな市場ニーズに迅速に適応していけることを強みとしています。コニカミノルタは優れた技術を有する企業であり、何十年にもわたって医療市場に高品質のソリューションを提供してきました。黄疸スクリーニングのリーディングカンパニーであるコニカミノルタとの連携は、私たちの技術への信頼を高め、さらなる技術向上につながります。

▪Picterus社について(https://picterus.com/
 Picterus社は、新生児医療に貢献する革新的な医療技術ソリューションを開発するノルウェーの企業である。主力製品である「Picterus Jaundice Pro」は、スマートフォンを用いて効果的な非侵襲の黄疸スクリーニングを簡便かつ安価に行えるツールで、スクリーニング検査の普及促進に寄与する。

黄疸計「JM-105」 認証番号:第225AABZX00063000号

※「Picterus Jaundice Pro」は日本国内では医療機器として認証及び販売はされていない

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