2023.12.07
株式会社フィリップス・ジャパン(以下 フィリップス)は、「エキシマレーザ Turbo Power カテーテル」および「エキシマレーザ Turbo カテーテル」の使用成績調査の登録を完了し、2023年12月より一般発売する。
また、扱いやすさが向上した次世代コンソール「フィリップス レーザシステム Nexcimer」も10月に新登場した。
今回一般発売する「エキシマレーザ Turbo Power カテーテル」および「エキシマレーザ Turbo カテーテル」は、大腿膝窩動脈のステント内における再狭窄又は再閉塞病変への血管内治療に使用されるもので、コンソールで発生させたエキシマレーザがカテーテル先端から照射され、線維化・石灰化・アテローム化病変等を変性・除去し、血管を再疎通させることを目的としている。
本カテーテルは、2019年に日本初の下肢アテレクトミーデバイスとして承認を取得した。これまで一部の施設でしか利用することができず、多くの施設から導入についての希望を寄せいただいた。今回、一般発売を迎えたことで、より多くの施設での案内が可能となる。
このたび、使用成績調査の登録が完了し、本カテーテルが全国のご施設でのご使用が可能となりました。本カテーテルの適応は、腿膝窩動脈のステント内における再狭窄または再閉塞病変です。
浅大腿膝窩動脈における閉塞性動脈硬化症の領域においては、慢性期成績に寄与するステントや薬剤塗布バルーン(Drug Coated Balloon:DCB)の効果を充分に発揮させるためには、Lesion Preparationが成否の鍵であるとされていました。
本カテーテルのエキシマレーザによるLesion Preparationの効果(プラーク・ボリュームの減少や病変部性状の変化)により、再狭窄または再閉塞病変において初期から中期の再治療が低減することを期待しています1)。適正使用指針に従い、安全で適切な使用法が広がっていくことを願います。
1) J Endovasc Ther. 2013 Dec;20(6):805-14.
専用装置により得られたレーザ光を、狭窄あるいは閉塞した病変に伝送する。専用装置から送られたレーザ光が、先端チップから照射され、線維化、石灰化、アテローム化病変等を紫外線フォトアブレーションすることにより血管を再開通させる。
さらに「エキシマレーザ Turbo Power カテーテル」は、光ファイバの配置に偏心性を持たせているため、レーザ照射部の偏心性を保ちながら組織を蒸散させることによって、蒸散可能な内径範囲を拡大することができる。
また、モータドライブユニットアッセンブリにより、カテーテル先端を電動で断続的または連続的に左右に回転させることができる。
10月に登場した新製品は、電源を押してから立ち上がりまで30秒以内、また360度動かせる可動性に加えて従来品と比べて設置面積が約20%もコンパクトになり、さらに製品重量は約40%も軽量化したためより扱いやすさが向上した。
発生させたエキシマレーザ光は、冠動脈や大腿膝窩動脈における動脈硬化組織や長期留置されたCIEDリード癒着組織などのさまざまな組織形態に作用する。
また、コンプライアンスを変化させ、蒸散効果をもたらす。各領域における専用カテーテルを接続し、臨床における幅広い用途に使用できる。
販売名:エキシマレーザ Turbo カテーテル
医療機器承認番号:23100BZI00001000
高度管理医療機器
販売名:エキシマレーザ Turbo Power カテーテル
医療機器承認番号:30400BZX00091000
高度管理医療機器
販売名 : フィリップス レーザシステム Nexcimer
医療機器承認番号 : 30400BZX00242000
高度管理医療機器/特定保守管理医療機器/設置管理医療機器
▪問い合わせ
株式会社フィリップス・ジャパン
https://www.philips.co.jp

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