池上通信機株式会社は、東亜薬品株式会社(以下、東亜薬品)より、錠剤検査装置「TIE-10000」を受注した。2022年5月に納入の予定である。
東亜薬品は、多品種への対応はもちろん、少量生産から大量生産まで幅広いニーズに応える生産拠点を薬都・富山県に置き、医薬品の研究開発、受託製造、配置薬の製造販売を行っている。
今回採用された「TIE-10000」は、医療用医薬品の大量生産に対応する西本郷工場の検査ラインに導入される。
今回の「TIE-10000」の採用では、東亜薬品が従来の検査工程において課題となっていた錠剤を対象に評価テストを行い、欠陥を高精度に検出できたことがポイントとなった。
さらに、新たに搭載したエリアセンサによる高速全周検査やパターンマッチング処理による印刷部分の検査精度のほか、錠剤の大きさや形状、糖衣錠や口腔内崩壊錠など、さまざまな種類の錠剤を安定して搬送できる可変式水平ベルト方式の搬送技術を高く評価された。
運用面では、大型タッチパネルにより、これまで画面を切り替えて表示していた生産情報や検査結果などの重要な情報を一括表示ができるUI(ユーザインタフェイス)を重視した画面設計により、直感的に操作が行えるようになったことも、採用された一つの要因となっている。
また、品種切替の簡便性もオペレータの負担軽減につながり、さらなる生産の効率化につながることが期待されている。
機種選定にあたっては、コロナ禍で同社の工場でのデモ、テストが難しい状況であった。そのため、本来であれば、直接実機で確認する評価テストやプレゼンテーションをオンラインにて複数回にわたり実施した。
「TIE-10000」の卓越した性能と納入後の保守体制など、同社の錠剤検査装置の供給体制を総合的に理解されたことが、顧客の信頼を得ることにつながったとしている。
池上通信機は、これまで長年にわたり蓄積してきた製薬業界でのノウハウを生かし、顧客の要望に応える製品を開発し続け、同社製品を安心して使用できる保守サービスを提供し、医薬品の品質向上と安定した生産に寄与していく。
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池上通信機株式会社 事業プロモーション室
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