ProBeam 陽子線治療システム
製造販売企業: 株式会社バリアン メディカル システムズ
製品について
陽子線治療は、がん治療における大きな技術進歩の1つです。陽子線治療の有効性には、ブラッグピークと呼ばれる、狙った深さにエネルギーを運ぶ方法が寄与しています。VarianのProBeam® システムは、世界で初めて商用のペンシルビームスキャニングシステムを搭載することで、高精度な陽子線治療を実現しました。ペンシルビームスキャニングは、IMPT(強度変調陽子線治療)を実現する技術です。IMPTは、有効性の高さと線量原体性の高さが認められており、その他の陽子線治療の照射技法よりも高度な技法であると考えられています。
特長
●VarianのProBeam® システムは、高精度なペンシルビームスキャニングを利用しているという点で、その他の陽子線治療システムと異なります。
●より大きく複雑な腫瘍を治療できると同時に、正常組織への線量をより低減できます。
●パッシブ散乱法ではなく、ペンシルビームスキャニングを使用することで、初めて強度変調陽子線治療(IMPT)の実施が可能となります。
●ペンシルビームスキャニングが持つ精度を陽子線治療に活用することで、優れた腫瘍制御が実現します。
製品詳細
機能説明
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- ProBeam Compact シングルルーム陽子線治療ソリューション ProBeamシステムを導入することで、業界で初めてペンシルビームスキャニングを製品化したVarianの技術を利用して、ビームから標的腫瘍までの制御をより正確に行うことができます。また、シングルルームシステムは、通常のマルチルーム陽子線治療施設と比べて設置面積が小さく、テニスコートあるいは駐車スペース20台分ほどの面積に収まります。
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- ProBeam マルチルーム陽子線治療システム 施設によっては、より多くの患者数に対応するため、マルチルームの陽子線治療施設を選ぶ施設もあれば、コンパクトなシングルルームシステムを選ぶ施設もあります。VarianのProBeamシステムでは、治療室の数にかかわらず、高度なペンシルビームスキャニング技術を使用した治療を実施できます。なお、システムには、全角度をカバーする回転ガントリや、統合型のシングルコンソールなどの高度な機能も含まれます。
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ペンシルビームスキャニング(PBS)の利点
腫瘍の深さに正確に合うように設定してペンシルビームスキャニングを使用することで、患者と治療施設の両方に対して、次のような様々なメリットが期待できます。
・高線量での陽子線治療を実現
・腫瘍の複雑な形状に合わせて線量を調整することで、重要臓器に隣接する腫瘍にも照射可能
・標的腫瘍に隣接する正常組織への線量を抑制
・パッシブ散乱法による陽子線治療と比べて中性子の発生が少ないため、正常な健常組織への線量を大幅に抑制
・パッシブ散乱法よりも正確に標的設定して透過するため、深部や複雑な腫瘍の治療に有用
・大半の症例において、ビーム修正器具や、物理的補償フィルターや、開口部が不要
・新しいビーム整形器具を作製したり手動で挿入したりする必要なく、迅速かつ柔軟な再計画が可能
・差分照射や標的内同時ブースト(SIB)の計画を容易に実現可能
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- ProBeamのペンシルビームスキャニングの特長 ペンシルビームスキャニング法であればすべて同じというわけではありません。ProBeamシステムでは、レイヤーの切り替えが高速に行われます。ProBeam Compactの場合、レイヤーの切り替え平均時間は1秒未満です。また、ProBeamシステムは、エネルギー範囲全体にわたって小さなスポットで2G/L/minを照射する陽子線治療を実現します。この陽子線治療では、レンジシフターが不要でありながらも、70-100MeVに対応できます。また、中性子の生成を大幅に抑制できる点と、それに関連するリスクを低減できる点も、ペンシルビームスキャニングの重要なポイントです。一方、パッシブ散乱法の場合、散乱する陽子線ビームが散乱する物質またはビーム修正器具に接触する際に、中性子(すなわち2次放射線)が発生します。このことは、後年に中性子によって引き起こされる2次がんを発症するリスクがより高くなる小児を治療する場合には、特に重要です。
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効率の最大化
Varianの他の製品と組み合わせてProBeamのペンシルビームスキャニングシステムを使用することで、効率を最大限に高めることができます。
・Dynamic Peak™ イメージング
・Dynamic Peakワークフロー
・高い線量原体性を実現するDynamic Peakスキャニング
・Eclipse™ 治療計画システムおよびARIA® OIS
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ブラッグピークとは
陽子線治療は、エネルギーを患者に送達する方法が従来の放射線治療と異なります。陽子線治療では、標的に到達するまでの照射経路にはほとんど線量を与えません。代わりに、陽子線は事前に設定した体内深度でエネルギーを放出します。この仕組みは、ブラッグピーク(Bragg Peak)と呼ばれています。このタイプの治療は、エネルギーのほとんどを体表近くで放出する従来の放射線治療とは異なります。正確に標的を狙うことができる陽子線治療を利用することで、次のようなことが容易になります。
・正常組織への線量を抑えつつ、重要臓器に囲まれた腫瘍を治療
・従来の放射線治療で一般的に見られる副作用を軽減
VarianのProBeam® システムは、ペンシルビームスキャニングを利用することで、事前に設定した体内深度に線量を搬送し、高い線量集中性と強度変調陽子線治療(IMPT)を実現します。
