MyoSPECT

機能説明

CZTデジタル検出器 直接変換方式のCZT検出器で、エネルギー分解能の飛躍的な向上を実現。(※従来のNaIクリスタル、アンガー型カメラと比較)

Alcyone Technology 複数のCZT検出器を患者胸部の周囲に固定配置する事で、動態解析が可能に。

スマートポジショニング スマートポジショニング機能で患者の心臓をFOVの中心に配置するサポートが可能。

拡張FOV 拡張FOV(EFOV)により、体形の大きな患者を含め、より柔軟なポジショニングが可能に。

Alcyon Technology 半導体(CZT)検出器と心臓にフォーカスしたコリメータの組み合わせによるGEヘルスケア・ジャパン株式会社独自の技術をAlcyone Technologyと呼びます。MyoSPECTでは、19個の検出器モジュールを半リング状に配置し、全てが同時にデータ収集を行います。そのため、従来のガンマカメラの様に、収集中にガントリを回転させる必要無く短時間撮像が可能です。また、高時間分解能のデータ取得により、動的解析によるでCFRやMBFを評価可能です。
また、全てのビューを同時に収集することで高い時間分解能を実現しています。これにより、カウントレートが充分であれば追加のハードウェアアデバイスなしで呼吸による体動の検出と補正が可能です。

Myocardial Blood Flow/Coronary Flow Reserve MyoSPECTによるダイナミックSPECT収集とXelerisに搭載されている4DM解析(※オプション)により心筋血流量(MBF)及び冠血流予備能(CFR)の算出、時間放射能曲線(TAC)表示することが可能になります。これによって心臓核医学検査の定量的解析がリアルタイムで可能になり、検査に大きな付加価値を与えます。

・ダイナミックSPECT収集
・安静時、負荷時におけるMBFの評価
・CFR=負荷時MBF/安静時MBF