- 著 者
- 加藤義明(医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 医療技術部 画像診断室)
はじめに
今回のITEM2026において特に印象的であったのは、「Deep Learning Reconstruction(以下DLR)の高度化」と「液体ヘリウム使用量の大幅削減化」の2点に各社の開発方針が概ね一致していた点であった。
本稿では共通テーマである乳腺撮像に関わる技術を中心に、各社MR装置の特徴と臨床的インパクトについて報告する。
シーメンスヘルスケア
・MAGNETOM Flow / Flow.Elite(1.5T)MAGNETOM Vida / Lumina Pro Edition(3T)
Deep Resolve(以下DR)が3D-VIBEに対応。DR Boostによって高速化とノイズ低減を行い、DR Sharpによって面内・スライス方向の超解像を加えることで、空間分解能向上と撮像効率改善の両立が可能となった。
CAIPIRINHA 6倍速の水平断1分撮像で「0.36×0.32×0.8mm」の画像(図1)を提示いただいたが、これは当院でダイナミック早期相・遅延相の間に撮像している左右別撮りの高解像矢状断を凌ぐレベルである。

図1 CAIPIRINHA 6倍速・水平断1分撮像による0.36×0.32×0.8 mm画像
これを割愛してT2強調画像を組み込むなどのプロトコル再構築により検査時間短縮の可能性も十分検討できる。さらに3D-SPACEへの適用拡大も図られており、当院で再建後・豊胸後の患者に対して追加撮像しているシリコン強調画像の時短化も期待できる。
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2026.10.23
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