外科用X線テレビシステム　OPESCOPE ACTENO

機能説明

完全手動方式で思いのままにポジショニングが可能 全てのCアームの動きは、カウンターバランス方式による完全手動にて行えます。観察したい方向にCアームを素早くかつ確実に動かせ、特にCアーム上下動も手動で行えるため手術台等との接触をさけたポジショニングが容易に行えます。

電磁ロックを見やすく両側に配置 Cアームを固定する電磁ロックを、Cアーム台車の両側に配置しており、左右どちらからでも容易に操作できます。また電磁ロックをCアーム動ごとに色分けされたイラストで見やすく表示することで、高い操作性を実現しています。

Cメモリ機能 よく使用する位置での3Cをメモリできます。頻繁に行う手技のポジション情報を記憶させることで、位置を合わせて画像調整するまでの時間を短縮し検査をスムーズに進行できます。

ドクターハンドル(オプション) CアームフリースイッチをI.I.(イメージ管)側にも設けることで、台車側にまわり込まなくても電磁ロック解除が行えるため、術者側からのCアーム操作が容易に行えます。

Cアーム ・ワイド開口径78cmは、手術台等との干渉を最小限に抑えます。手術部位へのアプローチが容易に行え、術者の作業範囲を確保できます。
・Cアーム上よりレバー、ケーブル類をなくすことで拭き取りやすくクリーンに保てます。検査中も側面時にCアームよりケーブルが垂れ下がる事がありません。
・250kgの軽量・コンパクトなCアーム台車は、機動重心を後輪駆動上部に設計することで走行時の安定性を向上し運びやすくしました。また実際にセッティングを行うスタッフの立場で考えた細かな配慮を形にしています。

Cアーム台車 ・Cアーム移動時にスタッフが力を入れやすいように台車下部にスペースを確保しました。
・本体足回りに大型の2車輪を採用しました。2車輪が独自に動くため走行が軽快で方向変換も簡単です。
・ケーブルはスタッフが接続しやすいように細く軽量化しました。またコネクタ部も手の届きやすい高さに設置し接続を容易にしています。
・足元をコンパクトにすることでCアーム台車を手術台により近づける事ができます。また術中も床や台車との干渉が少なくCアーム回転がスムーズに行えます。

コンパクトCアーム台車 Cアーム車輪幅は、コンパクトな80cm。扉を挟んでの術場への本体移動も容易に行えます。

高水準フィルタ処理でハレーション/黒潰れを抑制 独自のフィルタ処理により、表在近辺のハレーションや臓器の重なりによる黒潰れを効率よく低減し、クリアな画像で観察いただけます。

ワイド液晶タッチパネル搭載 Cアーム台車中央に視野角の広いワイドタッチパネルを採用しました。撮影条件など見やすく表示されており簡単に操作できます。Cアーム台車側よりモニタ表示されている画像の操作も可能です。

オペレータに合わせてカスタマイズ可能 タッチパネル画面は、フルオートですぐに画像観察がしたい場合の「シンプルモード」や撮影条件などを細かく設定できる「エキスパートモード」など、現場に応じてカスタマイズ可能です。

コンパクトに折りたたみ(オプション) モニタはコンパクトに折りたたんでの収納が可能です。(2モニタ時)

モニタ画像クローン表示機能 2モニタ搭載時には、左右モニタに同じ画像を表示させることができます。術者が現在見ている透視画像を本体操作している技師も同時に確認できるため術中の連携を容易に行えます。

余分なばく射を低減するバーチャルコリメーション機能 ラストイメージホールド画像よりコリメーションと画像回転の位置を設定できます。設定のための透視が不要となり被ばくを低減できます。

検査に応じてX線フィルタを選択可能 ACTENOでは、検査用途に合わせた軟X線除去(BH)フィルタをAPRプログラムにあらかじめ登録しておけます。3種類の軟X線除去(BH)フィルタが各検査に応じて自動選択され軟X線からの被ばくを効率よく低減できます。

線量をリアルタイムに表示 線量の計算値をタッチパネルおよびモニタ上にリアルタイムに表示し、術中での被ばく量の目安として確認できます。

ネットワークで情報管理が容易(オプション) DICOM MWM/MPPSによるHIS/RISと接続しての患者および検査情報の送受信を簡単に行えるほか、DICOMフォーマットによるPACSへの送信や、イメージャーへのフィルム出力など運用に合わせたネットワーク構築が可能です。またDICOM RDSR(Radiation Dose Structured Report)にも対応しており線量管理情報を保存できます。

手術部位の位置合わせが容易(オプション) レーザーマーカーを被写体に照射します。透視画像と合わせて位置確認ができるため手術部位を簡単かつ正確に確認できます。

透視画像をCアーム台車側で確認(オプション) 術者が見ているモニタの透視画像と同じ画像をタッチパネル上に表示できます。手元で画像を確認できるため術者の指示にしたがった操作が容易になります。