2025.10.24

妊娠前1ヵ月以内のCT検査は流産・先天性異常リスクを増す？

CT
被ばく

カテゴリ

婦人科疾患
原文タイトル

Exposure to Computed Tomography Before Pregnancy and Risk for Pregnancy Loss and Congenital Anomalies : A Population-Based Cohort Study
ジャーナル名

Annals of Internal Medicine
年巻号ページ番号

2025 September, Ann Intern Med [Online first]
著者

Camille Simard
所属

Department of Medicine, Jewish General Hospital, and Lady Davis Institute for Medical Research, Montreal, Quebec, Canada

背景

動物実験においては、電離放射線への被ばくにより卵胞が損傷し、突然変異が誘発されることが明らかになっている。ヒトでは原爆被爆者での研究や放射線療法を受けたがんサバイバーでの研究があるものの、妊娠期間外の被ばくがその後の妊娠に与えるリスクは十分明らかにされているとは言えない。
カナダJewish General HospitalのSimardらは、同国オンタリオ州で1992年から2023年に認識された妊娠5,142,339件、出生3,451,968児において、妊娠前4週間におけるコンピュータ断層撮影（CT）の累積回数と自然流産（流産・子宮外妊娠・死産）・先天性異常（生後1年以内に診断されたもの）との関連を調査した。

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