2年ぶりに開催された2021国際医用画像総合展(ITEM2021)のフィリップスブースでは4月17日、『The 1st Philips CT Build out Cup』の表彰式が行われた。
このコンテストはPhilips CTの特色を活かした画像や検査法のideaを競うもので、昨年12月9日に開催された。オンライン開催であったので、ITEM会場での表彰式となった。
Build out Cup当日は本選に勝ち進んだ6名によってプレゼンが行われ、視聴者の投票により各賞が決まった。
Gold award:清水美季(小川赤十字病院)
Silver award:上山忠政(鳥取県立中央病院)
三澤慎也(みなみ野循環器病院)
Bronze award:池上耕生(みなみ野循環器病院)
宿谷 篤 (千葉西総合病院)
橋本慎也(千葉西総合病院)
式は、代表世話人・望月純二(みなみ野循環器病院)から「Philipsユーザ会はこぢんまりと開催してきたが、Philips CTの良さをアピールしようという目的をもってBuild out Cupを企画し、本会の価値を高めるという観点からも表彰式を行うことにした」という挨拶から始まった。
式には出席された清水美季 氏(Gold award)、宿谷 篤 氏(Bronze award)、橋本慎也 氏(Bronze award)が、Philips社より記念の盾とトロフィーを受けた。
表彰式
左より、Build out Cup総合司会:田中達也(小川赤十字病院)、Bronze award:橋本慎也 (千葉西総合病院)、Gold award:清水美季 (小川赤十字病院)、Bronze award:宿谷 篤 (千葉西総合病院)、代表世話人・望月純二(みなみ野循環器病院)、次回当番世話人:坂部 大介 (熊本大学病院)
受賞者の講演は「映像情報Web」に再録させていただいた。DICOMビューワを搭載した本サイトでは、DICOM画像をScroll・Window/Level・Zoom/Panを使用して確認しながら優れたideaに触れることができる。
https://www.eizojoho.co.jp/latestreport/6701
Q:DICOM画像を使用できるサイトの感想は?
橋本:気軽に他の施設の検査状況が見られ、事前に見て実際の検査に臨むことができると思いました。
清水:これまでにないDICOM画像で拡大したりWindowを変えたり見られるので、普段の業務の延長上で見られるのがよかったです。
宿谷:オンラインはWeb環境に左右されることがあるので、「映像情報Web」で再録していただき何度も見られるというのは大きいです。また“技術”を取り上げてもらえるというのもありがたいことです。
Q:今回はPhilips社CTのideaコンテストですが、他社CTのユーザにとってはその有用性は落ちるものでしょうか。
橋本:発想に関していえば、参考になる点は多くありますのでメーカの違いは関係があまりないです。共通部分は多いですので、問題はありません。
清水:他社装置の機能を知れることで、次機の選定の参考にもなりますし、いろいろなアイデアを使って自分の施設でも使えるヒントにできるのでありがたいです。
宿谷:どの機械を使っても症例は症例ですし、工夫できるところは工夫していけます。機械によってメリット・デメリットはあるので、そこを工夫するのが会社ごとに変えられるところでもあると思います。
Webによる講演会、セミナーが増加している。これまで時間やコストの関係で躊躇せざるを得なかったこれらイベントに、地理的な制約を取りはずしたWebの効用は多くの人から聞かれる。学会や展示会のハイブリット化も改善の余地はまだまだあるものの、期待は大きいと感じる。
関連先リンク:https://www.eizojoho.co.jp/latestreport/6701
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