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2022.04.06

キヤノンメディカルシステムズ、コンパクトで高性能なAplio flex & Aplio goの販売開始

  1. AI(人工知能)
  2. Aplio
  3. 研究会・イベント
  4. 超音波診断装置

キヤノンメディカルシステムズ株式会社は超音波診断装置「Aplio flex(アプリオ フレックス)」と「Aplio go(アプリオ ゴー)」を、4月15日(金)~17日(日)にパシフィコ横浜で開催される国際医用画像総合展(ITEM2022)にて国内初展示する。

新製品は、コンパクトなボディに、生活習慣病のマネジメントに貢献する高性能アプリケーションを搭載可能な超音波診断装置である。さらにAI※1を用いて開発したアプリケーションにより、効率の高い検査ワークフローを実現する。なお、販売開始は7月を予定している。

近年我が国では、高齢化に伴い、喫煙や食生活・飲酒などの生活習慣、運動不足やストレスなどの生活環境を原因とした生活習慣病の管理が重要と言われている。

生活習慣病は重症化すると心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの重篤な心血管疾患を引き起こすリスクが高く、発症前にいかに食い止められるか、つまり「一次予防」の重要性が注目されている。

従来は病気の早期発見・早期治療という「二次予防」に重点を置いていた疾病対策であるが、現在では健康増進や発病予防という一次予防対策が必要不可欠となってきている。

Aplio flexとAplio goはハード・ソフトを一から見直して設計することで効率の高い検査ワークフローを実現するとともに、生活習慣病の一次予防対策に貢献する。

・Aplio flexならびにAplio goの詳細
https://jp.medical.canon/products/ultrasound/aplio_flex_go

新製品の主な特長

(1) コンパクトでスタイリッシュなデザイン

・コンパクトなデザイン
検者の身体的負担を軽減したコンパクトなデザイン設計となっている。従来装置※2に比べて操作パネル下に空間が確保されるため、検査中に膝が奥に入りやすく、より操作パネル近くで操作できる。

また、限られたスペースの場合、従来装置※2の奥行きでは届きにくかった頸動脈エコーでも、患者の位置を変えることなく、装置ごと軽々と前後移動していただくことで、無理な検査態勢にならずにゆとりをもった空間で検査が行える。

さらに、Aplio flexは約50kg、Aplio goは約45kgで従来比※2マイナス45%の軽量設計を実現。安定感のあるホイールで段差も軽々と越えていくことが可能である。

・白と黒を基調としたスタイリッシュなデザイン
Canon Design Identity に基づいて設計されている。医療現場で調査を行い、実際に使用される医療従事者のための設計を行った。使い勝手の良い操作性と走査しやすいプローブを考え、医療機器としての先進性と患者への優しさを両立できるデザインを追求した。

(2) 生活習慣病の管理に貢献するアプリケーション

生活習慣病の一次予防には、患者本人に生活習慣改善の必要性を十分に理解していただく必要がある。患者支援に役立つツールとなるアプリケーションが搭載可能である(オプション)。

・Attenuation Imaging(ATI)
ATIは、腹部検査用の標準的なプローブを用いて超音波周波数依存減衰を測定することのできる臨床アプリケーションである。超音波減衰法検査としてATIは、指定された領域の減衰係数をカラー表示することができ、NASH(nonalcoholic steatohepatitis:非アルコール性脂肪肝炎)診断への有用性が期待されている1)。Aplio flexのATIは減衰係数の経時的変化をグラフで表現できる(Aplio flexのみ搭載可能なオプション)。

・Attenuation Imaging 特設サイト
https://jp.medical.canon/products/ultrasound/Attenuation-Imaging.html

・Auto EF with GLS
心臓超音波検査(心エコー検査)における一般的な計測であり、ASEガイドライン2)で推奨されている左室駆出率計測をワンボタンで行える機能である。AI※1技術により開発されたアルゴリズムを搭載し、より正確なトレースを実現する。また、心筋ストレイン(歪み)の指標であるGLS(Global Longitudinal Strain)を同時に算出可能である。

Auto EF with GLS機能

(3) AI※1を用いて開発したアプリケーションを搭載

超音波検査にかかる時間は計測項目の量に応じて増加する。必要な検査項目をできるだけ短時間で行えるように、一部のアプリケーションには深層学習や機械学習といったAI※1を用いている。

たとえばAuto IMTでは、総頸動脈の内中膜複合体厚(Intima Media Thickness:IMT)を任意の領域において、従来※2よりも短時間で自動トレースすることが可能となった。

また、先述したAuto EF with GLSにおいても、AI※1技術を使って開発されたアルゴリズムによって開発されていり。キヤノンメディカルのAIソリューションブランド「Altivity」※3がもたらす、新たな価値である。

AI技術を使って開発されたアルゴリズムによって得られた
トレースラインで計測されたAuto IMT

※1 設計段階でAI技術を用いており、自己学習機能は有していない
※2 従来装置はXario 100G(CUS-X100G)で比較
※3 Altivityはキヤノンメディカルシステムズ株式会社のAIブランドである
*表示している画像は説明用に加工をしている。実際の使用状況と異なる場合がある。

1)キヤノンメディカルシステムズ(株)プレスリリース 『肝臓の脂肪量の汎用超音波画像診断装置による正確な測定法の確立の検討』に関する国内多施設臨床研究に関して』より引用:https://jp.medical.canon/News/PressRelease/Detail/108801-834
2)Robert M, Lang RD, Luige P, et al: Recommendations for Cardiac Chamber Quantification by Echocardiography in Adults: An Update from the American Society of Echocardiography and the European Association of Cardiovascular Imaging. Journal of the American Society of Echocardiography 2015

一般的名称:汎用超音波画像診断装置
販売名:超音波診断装置 Aplio flex CUS-AFL00
認証番号:303ACBZX00036000

一般的名称:汎用超音波画像診断装置
販売名:超音波診断装置 Aplio go CUS-AGG00
認証番号:303ACBZX00037000

■問い合わせ
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
https://jp.medical.canon/

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