オリンパス株式会社(以下 オリンパス)は、グローバルに整形外科事業を展開するFH ORTHO SAS(以下 FH ORTHO)の買収を2020年11月2日に完了した。
両社は、2020年夏に基本合意契約を締結しており、同日よりFH ORTHOは欧州の販売現地法人オリンパス・ヨーロッパの100%子会社となる。
オリンパスは、拡大している整形外科の低侵襲手術領域において、症状の経過や結果の改善、医療費の低減、患者の生活の質の向上に向けて引き続き革新的な技術・ソリューションを提供し、M&Aなどを通じて事業を拡大していく。
オリンパスは、子会社であるオリンパステルモバイオマテリアル株式会社において、日本ですでに整形外科事業を展開しており、人工骨、HTO(高位脛骨骨切り術)用金属プレート、その他関連製品の製造・販売を行っている。
また、オリンパスは、より正確で安全な生体組織(骨)の破砕、および切除をサポートするために、関節鏡下で初めてとなる超音波技術を用いた手術装置を開発した。
FH ORTHO社の買収により、オリンパスは靭帯再建術や足関節固定術、外傷手術などにおいて使用される、革新的で患者のQOL向上に貢献する製品のポートフォリオを強化する。
また、オリンパスの整形外科向けの製品を、FH ORTHO社がもつグローバルな販売ルートで販売するとともに、FH ORTHO社の主力製品の一部を日本国内で展開することで、オリンパスグループの販路拡大と事業の成長を促進する。
低侵襲手術に貢献する、より多くの製品・ソリューションの導入、販路拡大により、オリンパスはグローバル・メドテックカンパニーとしてのポジションをさらに強化していく。
「当社は、FH ORTHO社の製品ポートフォリオ、整形外科市場におけるプレゼンス、優秀な人材を当社の整形外科事業に統合できることを嬉しく思っています。FH ORTHOの高い専門性とその優れた事業プレゼンスを、整形外科分野の低侵襲手術領域における当社の製品・ソリューションとを組み合わせることで、全世界の患者さんや医療従事者の方々にお届けする価値をさらに高めることができると確信しています。」(オリンパス、執行役員 事業開発担当、大久保俊彦氏)
「FH ORTHOは、オリンパスが当社のこれまでの研究開発の軌跡や実績を評価し、今回の決断をされたことを誇りに思っています。また、今回オリンパス の整形事業の一員となることは、当社のグローバルな事業展開の次のフェーズを加速するための新たな一歩となります。」(FH ORTHO CEO、Jean-Marc Idier氏)
・会社名:FH ORTHO SAS
・本社所在:フランス、Heimsbrunn
・設立:1964年
・CEO:Jean-Marc Idier
・資本金:44,757,324ユーロ
・事業内容:整形外科用器具の開発・製造・販売
・従業員数:約200人
本リリースに掲載されている社名および製品名は各社の商標または登録商標である。
関連先リンク:http://www.olympus.co.jp/
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