メニュー閉じる

2025.08.05

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス、検査業務の大幅な効率化に貢献する生化学免疫自動分析装置「Atellica CI Max」を発売~免疫生化学統合分析装置のラインアップ拡充により、検査室環境に合わせた幅広いソリューションを提供~

  1. Atellica
  2. 生化学免疫自動分析装置
  3. 臨床検査

●検体の仕分けや装置のメンテナンスを自動化し、検査業務の大幅な効率化に貢献
●施設のニーズに合わせて、採血管自動開栓/閉栓装置による自動化範囲の拡張が可能
●1時間あたり最大1,120テストの処理能力で、大規模施設でのバックアップ装置としても導入可能

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長: 村田 大、以下 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス)は、検体の仕分けや装置のメンテナンスを自動化し、検査業務の大幅な効率化に貢献する生化学免疫自動分析装置「Atellica CI Max」を8月5日より発売する。

Atellica CI 生化学免疫自動分析装置
届出番号:13B1X10041000053

検査技師の負担増大に伴い、約90%の検査技師が自動化技術の導入に前向き※1

昨今、医師の働き方改革に伴うタスクシフトにより、検査技師が採血業務も担当するなど業務負荷の増大が課題となっています。限られた人員でより多くの検体を処理する必要があるため、大規模病院のみならず、中規模の施設や検体検査の委託先である検査センターでも、業務の自動化ニーズが拡大している。Siemens Healthineersが2024年に米国で行った調査によると、臨床検査技師の不足が深刻化する米国において、95%の検査技師が「自動化技術の導入は患者ケアの向上につながる」と回答しており、89%が「検査室が需要に対応するには自動化が必要」と考えている。※1

「Atellica CI Max」は、2023年8月に発売した生化学免疫自動分析装置「Atellica CI1900」の検体投入・搬出部分を、検体と検体容器の種類を自動で判別して仕分けを行うサンプルハンドラーにより自動化した装置である。大規模施設向けの免疫生化学統合分析装置「Atellica Solution」、中規模施設向けの生化学免疫自動分析装置「Atellica CI1900」に続く新たなラインアップである「Atellica CI Max」では、検体容器の自動開栓・閉栓装置のオプション追加も可能で、施設の規模や設置面積、自動化範囲など、検査室環境に合わせた幅広いソリューションを提供することができる。

検体の仕分けや装置のメンテナンスを自動化し、検査業務の大幅な効率化に貢献

●検体の投入、取り出し部分に、サンプルハンドラーを搭載している。検体の投入後、カメラがすべての検体容器を瞬時にスキャンし、AIが検体と検体容器の種類を特定するため、従来手作業で実施していた検体の仕分け作業が不要になる。
●サンプルハンドラーには、精度管理試料を保管する保冷庫が搭載されている。予め設定したタイミングで精度管理試料を自動的に測定するオートQC機能により、これまで早朝に行っていた精度管理業務の短縮に貢献する。
●装置のメンテナンス作業が自動で行われるため、手動でのメンテナンス作業を大幅に削減することができる。
●装置メンテナンスの時間をあらかじめ設定することで、スタッフが不在になる夜間などにメンテナンスを完了することができる機能や、装置の稼働を止めることなく、試薬・消耗品の交換・補充が可能な本体設計などにより、検査業務の大幅な効率化に貢献する。

施設のニーズに合わせて、採血管自動開栓/閉栓装置による自動化範囲の拡張が可能

オプションとして、自動開栓装置「Atellica Decapper」および自動閉栓シール装置 「Atellica Sealer」の搭載が可能である。「Atellica Decapper」は最大300本/時のスピードで開栓、「Atellica Sealer」は最大480本/時※2のスピードで閉栓を行い、検査業務をさらに効率化する。施設のニーズに合わせてオプションを追加し、自動化の範囲を拡張することが可能である。

自動開栓装置「 Atellica Decapper」搭載時

自動開栓装置「 Atellica Decapper」および
自動閉栓シール装置 「Atellica Sealer」搭載時

1時間あたり最大1,120テストの処理能力で、大規模施設でのバックアップ装置としても導入可能

4.31平方メートルの設置スペースで、1時間あたり最大1,120テスト※3の検査を行うことができる。「Atellica CI Max」を含むAtellica製品ポートフォリオは、すべての機種で共通の技術・ワークフロー・試薬・消耗品・ユーザーインターフェースを採用しているため、複数機種を使用する検査室でも一貫した運用が可能である。検査処理能力の高さを生かし、単体の検査装置として導入していただくだけでなく、大規模施設でのバックアップ装置としても導入いただけます。

本製品に関する情報は、ホームページの製品紹介ページを参照。
https://www.siemens-healthineers.com/jp/laboratory-diagnostics/clinical-chemistry-and-immunoassay-systems/atellica-ci-analyzer

※1 同社調べ。https://www.siemens-healthineers.com/en-us/press-room/press-releases/harris-poll-clinical-labs
※2 ガラス管、サンプルカップ、微量採血管など一部対応不可の採血管もあり
※3 生化学 最大1000テスト/時間、免疫 最大120テスト/時間

シーメンスヘルスケア株式会社、シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社、株式会社バリアン メディカル システムズは、グローバルなメドテックカンパニー、Siemens Healthineersの日本における事業会社である。Siemens Healthineersは、ドイツ・エアランゲンを本拠とし、世界70ヵ国以上に拠点を置き、180カ国以上で事業を展開している。「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. Sustainably. ヘルスケアを、その先へ。すべての人々へ。」というPurposeのもと、CT、MRI、マンモグラフィなどをはじめとする画像診断装置や、免疫や生化学検査のための体外診断薬・検査装置、画像ガイド下治療や先進的ながん医療のための医療機器を提供している。また、医療従事者の方々が高品質で効率的なケアを提供できるよう、デジタルヘルスケアサービスや病院経営に関するソリューションも積極的に拡充している。2024年9月末までの2024年度における全世界の売上は約224億ユーロ。全世界で約7万人の社員が活躍している。詳しい情報はこちらを参照。
グローバルサイト:www.siemens-healthineers.com
日本のサイト:www.siemens-healthineers.com/jp/

TOP

「映像情報Medical」サイトへのアクセスありがとうございます。

本サイトは、国内の医療関係者(医師、技師、看護師等)を対象に、
様々な情報を提供させていただくことを目的としております。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

一般の方や、国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

映像情報Medicalのご利用にあたってをご確認の上、対象の職種をクリックしてください。
 
医療関係者でない場合は、会社概要ページへお進みください。