メニュー閉じる

2025.07.23

湘南鎌倉総合病院、最新鋭ダビンチ5による国内初胃がんに対するロボット支援下手術を実施~精緻な操作性と安定した術中環境を実現~

  1. AI(人工知能)
  2. 手術支援ロボット
  3. 胃がん

ダビンチ5を使用した国内初となる胃がん手術の様子

手術支援ロボット「ダビンチ5」のアームを患者にドッキングしている様子

コンソールを操作する上部消化管外科部長・ロボット手術センター長 細田 桂(右手前)

湘南鎌倉総合病院では、2025年7月22日に最新鋭手術支援ロボット「ダビンチ 5」による第一例目のロボット支援下手術を実施した。
神奈川県内では初の導入であり、同院としても節目となる重要な症例となった。

第一例目の手術は消化器外科にて試行され、術者による精緻な操作をロボットが正確に再現し、術中の視野・安定性ともに極めて良好な環境が確保された。術中合併症はなく、安全かつ予定通りの手技で終了している。

手術の概要

■術式
ロボット支援幽門側胃切除ビルロートII法再建
■コンソール時間
3時間34分
■出血量
80mL
■術中トラブル
なし

執刀医のコメント
(上部消化管外科部長・ロボット手術センター長 細田 桂)

今回の症例では、横行結腸間膜への浸潤が認められたため、横行結腸間膜の合併切除を要するやや複雑な手術となりました。そうした中でも、ダビンチ5に搭載されたフォースフィードバック機能により、組織の抵抗感を感知しながら操作できたことで、術者としても大きな安心感を持って手術に臨むことができました。今後はこの技術を活かし、より高難度な症例にも柔軟に対応できるよう、運用体制を整えながら活用の幅を広げていきたいと考えています。

今後の運用について

同院では、今回の消化器外科による胃がん手術を第一例目として、今後は泌尿器科・呼吸器外科・婦人科などにも対象を広げ、安全性と有効性を重視しながら段階的に運用を拡大する
各診療科と連携し、症例の蓄積を通じて質の高いロボット手術の提供を目指すとともに、将来的には教育・研修の場としての活用も視野に入れていく。

▪問い合わせ

医療法人徳洲会
湘南鎌倉総合病院 広報室
E-mail:kouhou@shonankamakura.or.jp
Tel:0467-46-9947(直通)

TOP

「映像情報Medical」サイトへのアクセスありがとうございます。

本サイトは、国内の医療関係者(医師、技師、看護師等)を対象に、
様々な情報を提供させていただくことを目的としております。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

一般の方や、国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

映像情報Medicalのご利用にあたってをご確認の上、対象の職種をクリックしてください。
 
医療関係者でない場合は、会社概要ページへお進みください。