株式会社フィリップス・ジャパン(以下 フィリップス)は、「2030年までに30億の人々の生活を向上させる」をビジョンに掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち「もっと健やかな未来へ」をコンセプトとして、すべての人の健康に貢献していきたいと努めている。
このたびフィリップスは、ヘルスケアITソリューションを拡充し、画像診断部門の業務効率化や医用画像や関連データの統合管理を実現する製品ポートフォリオを強化した。フィリップスは、ケアストリームヘルス株式会社のヘルスケアITソリューション事業を買収し、薬機法の許認可を取得。
新たに加わったのは、医用画像管理システム(PACS)、統合アーカイブ(VNA)、放射線情報システム(RIS)、医用画像クラウドサービスを中心とするソリューションである。これらのソリューションは、フィリップスが従来から提供してきた画像解析ワークステーション、読影レポーティングシステム、心血管部門向けの動画管理システムといった製品とともに画像診断に関わるIT製品のポートフォリオを構成する。
今回の製品ポートフォリオの強化により、画像診断で必要とされるソリューションの大半をフィリップスで提供できるようになる。フィリップスは、このポートフォリオによって、画像診断業務の効率化とデータの統合管理による精密な診断の環境を提供し、医療従事者の環境の改善や、患者のよりよい健康の実現を目指していく。
■主な新しいヘルスケアITソリューション
1)Vue PACS(医用画像管理システム)
Vue PACSは画像診断装置で撮影された画像を保管・管理・参照し、さらに3Dや解析機能を搭載しながら、読影効率を向上するユーザビリティを実現している。前回検査と比較表示する際、高速な3次元位置合わせ処理により、リンクするスライスを自動検出する「自動レジストレーション」や、画像表示のレイアウトを柔軟に設定可能な「ディスプレイプロトコル」、柔軟なショートカットキーやメニューカスタマイズにより、読影時間を短縮する。
2)Vue Archive(統合アーカイブ)
これまで日本では、PACSとVNAは独立した別のシステムとして考えられてきた。さまざまな標準インタフェイスを備えたVue Archiveは、複数の部門システムに保存されているデータや、JPEG、MPEG、PDFなどの非DICOMのファイルを統合管理するVNAとして運用しながらも、放射線部門の画像診断業務に使用するVue PACSのサーバとしても運用できる。医療機関内のあらゆる画像データを単一のプラットフォームで管理できる。
3)INGENT RIS(放射線情報システム)
放射線部門の業務フローを管理するRISは、医療安全や関係者間での情報共有に配慮した画面デザインを特長とする。フィリップスの既存製品である診療統合レポーティングシステム「INGENT Report」と製品ブランドを統合。検査のオーダー情報から画像診断の所見まで、幅広いデータを「INGENT」製品群で管理することができるようになる。
4)Vue Cloud Service(医用画像クラウドサービス)
世界で初めて運用を開始した医用画像クラウドサービス。PACSバックアップというシンプルなご要望から、関連施設との画像の共有や読影の連携といったクラウドデータの活用まで、ご要望に応じて必要な機能を、必要な範囲で提供する。
関連先リンク:https://www.philips.co.jp/

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