株式会社 CEホールディングスのグループ会社で、イメージング技術および臨床試験の支援サービスを提供している株式会社マイクロンは、「脳画像解析プログラム PMAneo(ピー・エム・エー・ネオ)」について、 医薬品医療機器等法に基づき認証を取得し、2020年4月13日より、国内医療機関向けに製造販売を開始した。
脳画像解析プログラム PMAneo(以下 PMAneo)は、MRI拡散強調画像から低ADC値領域を計測、またMRIまたはCT灌流画像からCBF、CBV、最大遅延時間を計測し、脳血流低下領域の容積およびこれらの差と比を算出、表示する、全自動脳画像解析ソフトウェアである。
急性期脳梗塞における頭部CT、MRI検査の標準化を目指して、国内の神経放射線科医、脳神経外科医、神経内科医が参加していた研究プロジェクトグループ ASIST-Japan(Acute Stroke Imaging Standardization Group-Japan)(2007年3月で活動終了)では、2006年以来、灌流画像解析ソフトウェア PMA(Perfusion Mismatch Analyzer)をフリーウェアとして提供してきた。PMAは研究者向けのツールとして多くの支持を得て、2 ,000名を超える方々に利用されているが、医療機関での診療に用いたいという要望が多く寄せられていた。
マイクロンは、研究者向けツールであったPMAを、関係者の許諾を得て医療機器(ソフトウェア)として製品化し、医療機器認証を取得、今般製造販売を開始することとした。
■PMAneoの特徴
PMAneoは、虚血コアと低灌流領域に相当する体積およびミスマッチの自動解析を数分で行う脳画像解析プログラムである。急性期脳梗塞に対する血管内血栓回収療法の適応患者の選択の支援やワークフロー改善に向けて、使用されることを想定している。
■販売価格および販売方法
販売業者を通じて、全国の医療機関にライセンスや技術サポートの提供を行う。販売価格は、1ライセンス5百万円程度を想定している。マイクロンでは、今後5年間で医療機関を中心に約300施設への導入を計画している。
販売名 :脳画像解析プログラム PMAneo
認証番号 :301ALBZX00016000
製造販売業者:株式会社マイクロン
関連先リンク:https://micron-kobe.com/
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