2025.03.07
フジデノロソリューションズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:神田 文隆)は、自社開発のクラウド型医療画像管理システム「SonicDICOM PACS Cloud」をパレスチナ赤新月社アルビレ支部へ提供し、同団体の医療活動の支援を開始した。
本システムは、医療画像をクラウド上で保存・管理し、場所を問わずパソコンやタブレットから閲覧できる医療画像管理システムである。直感的なインターフェースと幅広いデバイス対応により、導入がスムーズで多くの医療従事者に支持されている。
パレスチナ赤新月社(Palestine Red Crescent Society)は、パレスチナにおける人道支援活動を担う組織であり、国際赤十字・赤新月運動の一員である。1968年に設立され、医療支援や、救急サービス、災害救援、社会福祉活動などを行っている。特に紛争や危機の影響を受ける地域での医療支援が重要で、アルビレ支部を含む各支部は、地元住民、特に高額な治療費を負担できない低所得者や社会的に問題のある人々の医療ニーズに対応できるよう活動をしている。
パレスチナ赤新月社(Palestine Red Crescent Society)
https://www.palestinercs.org/en
ガザ地区での停戦合意後、ヨルダン川西岸地区では軍事展開が強化され、状況は悪化の一途をたどっている。アルビレ支部から車で約2時間の場所に位置するジェニンでは地域住民は過酷な生活環境にさらされ、医療施設への攻撃や移動制限により、基本的な医療サービスの提供が困難な状況である。
パレスチナ赤新月社アルビレ支部の遠隔医療プログラムの一環として、遠隔地の専門医とSonicDICOM PACS Cloud上で画像を共有し、即座に診断を受けることが可能になった。インターネット接続があれば、PC・スマートフォン・タブレットからアクセスが可能なため、現場を問わずに診療情報を共有することで、患者は治療の遅延を防ぐことができる。
パレスチナ赤新月社アルビレ支部からは「質の高い医療を提供できる」「効率的かつ信頼性の高いワークフローを実現した」と高い評価を得ている。
クラウド上で画像を管理することで、パレスチナ赤新月社の活動地域においても紛争や災害などの緊急時にデータ損失を防ぎ、迅速な診療継続が可能である。
フジデノロソリューションズ株式会社は医療格差是正を理念に掲げ、遠隔医療や大規模病院の運用効率化を推進している。
パレスチナ赤新月社アルビレ支部でも、「医療は人間が必要とするものであり、一人ひとりの権利である」という信念のもと、医療格差の是正に取り組んでいる。
今回のパレスチナ赤新月社アルビレ支部との協力を通じて、遠隔診断の促進により、地理的要因による医療アクセスの格差を解消することを目指している。
特に医療資源が不足する地域では、パレスチナ赤新月社アルビレ支部の支援を受けた病院や診療所との連携を強化し、より質の高い医療を提供することが可能になる。同社は今後も距離や国を超えた医療支援の可能性を広げ、より多くの人々に最適な医療を届けることを目指す。その一環として、パレスチナ赤新月社をはじめとする医療支援団体と協力し、人道的な取り組みを推進していく。
社名:フジデノロソリューションズ株式会社(英文表記 Fujidenolo Solutions Co., Ltd.)
所在地:福岡県福岡市東区多の津1丁目14-1 FRCビル9F
E-mail:sonic@sonicdicom.com
企業ウェブサイト:https://fujidenolo-s.co.jp/
SonicDICOM PACS製品ウェブサイト(日本語):https://ja.sonicdicom.com/
SonicDICOM PACS製品ウェブサイト(英語):https://sonicdicom.com/
プレスリリース動画
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