メニュー閉じる

2025.01.29

【大阪けいさつ病院】2025年1月8日 日本初となる「たった一つの傷で行う単孔式手術ロボット”ダビンチSP”を用いた胃がん手術」を行いました 患者負担軽減へ 手術ロボット「ダビンチSP」を使用し1つの傷口で胃がん手術実施 社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター

  1. ダビンチSP
  2. 手術支援ロボット
  3. 胃がん

大阪けいさつ病院では、令和7年1月8日に日本初となる、手術支援ロボットの最新機種「ダビンチSPサージカルシステム(以下、ダビンチSP)」を使用した胃の手術を消化器外科 主任部長 大森 健 医師執刀のもと実施した。

同院では、1月の新病院オープンに合わせて単孔式の”ダビンチSP”を導入した。今回手術で使用したこのロボットは米国製の最新の手術支援ロボットで、従来型のダビンチXiが複数の創から手術を行うのに対し、1つの創で手術を行うことができ、手術を受ける患者さんの身体への負担の少なさから、術後の早い回復や傷口の整容性の向上などが期待されている。実際、今回の手術を受けられた患者様からは、「痛みがほとんどなく、快適な入院生活を送ることができた」とのお言葉を頂戴した。

現在、同院の“先端ロボット手術センター”では、従来型であるダビンチXi2台に今回導入したダビンチSP1台を合わせた計3台の手術支援ロボットが稼働し、年始より積極的に手術を行っている。

今後も最先端の医療機器を駆使し、大阪から日本の医療をリードしていく。

Da Vinci SPを操作する大森医師

Da Vinci SP導入手術室

Da Vinci SPの鉗子部分

大阪けいさつ病院
大森 健 主任部長

執刀医からのコメント

今回、1月8日に行いました手術は、日本初(おそらく世界初)となる追加ポートを一切使用せず、純粋に1つの傷のみで行うダビンチSPによるPure単孔式ロボット胃切除術です。従来の報告では、単孔式+1ポート、もしくは+2ポートを追加したReduced Port Surgeryが主流であり、理由は技術的な難易度の高さに起因するとされています。

当院は2009年に世界初の単孔式腹腔鏡下胃切除を実施して以降、単孔式手術の先駆けとして知られております。私は2014年から2024年6月まで大阪国際がんセンターにて年間300例の胃がん手術を行い、これまでにロボット手術を1000例以上経験してまいりました。単孔式胃がん切除術も500例以上行い、今回のPure単孔式手術を完遂できたのは、この経験の積み重ねによるものと考えております。

1つの傷にこだわる理由は、患者様への負担を最小限に抑えたいという想いからです。外科医は、自分が行いやすい手術ではなく、患者様にとって優しい手術を提供すべきであるという信念を持っております。

■問い合わせ
社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター
大阪けいさつ病院 経営企画課

住所:大阪市天王寺区烏ヶ辻2-6-40
電話番号:06-6771-6051(代表)

TOP

「映像情報Medical」サイトへのアクセスありがとうございます。

本サイトは、国内の医療関係者(医師、技師、看護師等)を対象に、
様々な情報を提供させていただくことを目的としております。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

一般の方や、国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

映像情報Medicalのご利用にあたってをご確認の上、対象の職種をクリックしてください。
 
医療関係者でない場合は、会社概要ページへお進みください。