2025.01.20
日本ストライカー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:水澤 聡)は、変形性膝関節症の治療法のひとつである高位脛骨骨切り術(HTO)に対応する「PHiTO(ファイト)プレートシステム」ならびに「HoKneFill(ホネフィル)人工骨」を2025年1月から販売開始する。両製品は、HOYA Technosurgical株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:新田 康之)との製造委託契約に基づき、同社指定の商標を付して同社が販売するものである。全国の整形外科を対象に、日本の臨床ニーズに応えるため、積極的に販売する。
同社は、整形外科分野において日本で初めて薬事承認を受けたロボティックアーム手術支援システムなど、変形性膝関節症に対応する人工膝関節置換術関連の製品を多く取り扱ってきた。近年日本では、高齢化に伴い年間約10万件(※1)の人工膝関節置換術(※2)が行われている。一方、比較的若く活動性の高い患者さんには、関節を温存する治療法としてHTOが採用されるケースも多く、年間約7千件(※1)以上実施されている。日本においてHTOは人工関節置換術と並んで膝の変形性関節症治療における重要な選択肢だが、海外では実施事例が少なく、同社ではこれまでHTO関連製品の取り扱いがなかった。
HTOの手術では、切り込みを入れた脛骨近位部(膝のすぐ下の骨)を正しい角度に固定する「プレート」と、骨の間を埋めて強度を補い、骨再生を促す「人工骨」が使われる。今回販売開始する「PHiTOプレートシステム」と「HoKneFill人工骨」は、これらの役割を果たす製品である。「PHiTOプレートシステム」は日本人の骨格にフィットするL字型のデザインを採用し、機能軸補正と術後の安定性に寄与する。また「HoKneFill人工骨」は、下肢への荷重を支える強度とともに、素材・構造の両面から早期の骨組織再生を促進し、治療成績の向上が期待できる。
同社では人工膝関節置換術に関連する製品以外にも、スポーツメディスンや骨折治療器具など多くの膝関節治療製品を取り扱っている。このたびの製造委託契約によって製品ポートフォリオをさらに拡大し、膝関節治療に対するトータルソリューションを提供できるようになった。今後も日本の医療現場に貢献し、より多くの患者さんに質の高い医療を提供していく。
※1:出典:厚生労働省 「第9回NDBオープンデータ」K手術
※2:人工膝関節置換術と人工膝関節単顆置換術の両方を含む
■日本ストライカー株式会社について
日本ストライカーは、米国・ミシガン州に本社を置くストライカーコーポレーションの日本法人である。ストライカーはメドテック(医療テクノロジー)分野におけるグローバルリーダーであり、お客様である医療従事者の皆さんとともに、医療の向上を目指している。医療・手術用機器、ニューロテクノロジー、整形外科、脊椎関連分野などの幅広い領域において、革新的な医療機器・サービスを提供している。ストライカーは毎年、世界中で1億5千万人以上の患者さんに貢献している。詳しくはwww.stryker.com/jpを参照。
製造販売業者:HOYA Technosurgical株式会社
販売名:PHiTOプレートシステム
医療機器承認番号:22900BZX00330A01
販売名: HoKneFill人工骨
医療機器承認番号:22600BZX00351A03
販売名: PHiTOプレートシステム手術器械
届出番号:13B1X10173231103
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