2024.07.09
医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼CEO:若林正基、以下GEヘルスケア)は、汎用超音波画像診断装置であるLOGIQ E10シリーズ、LOGIQ FortisシリーズにLOGIQ Totusを新たに加えたLOGIQ Ultrasound, the next level 5製品の発売を今年のJSUMにて紹介した。
・CPU/GPUハードウェアを基盤に膨大なデータをリアルタイム再構成、全ピクセルを最適化するcSound Imageformerや位相のゆがみを判断する高画質化技術ACEを搭載することで、画像の精度の向上を実現。
・AIを用いて開発された検査効率化ツールを搭載。検査効率の向上、検査者の負担も軽減。
・LOGIQにVscan Air CLを搭載することでワイヤレスプローブが使えるようになり、病棟ベッドサイドや生検など様々な場面で必要に応じてフレキシブルな対応が可能。
1)臨床ニーズに応える高画質
フラグシップモデルのLOGIQ E10シリーズと同じcSound Imageformerが搭載されており、近位部から深部に至るまで均一なイメージを提供するために全視野・全深度フルフォーカスを実現している。位相のゆがみを判断する高画質化技術ACEの搭載によりさらに深部まで高画質に描出することができ、体格のよい被験者においても明瞭な画像を実現できるようになった。
2)AIを用いて開発された検査効率化ツールを搭載
画像を解析した結果から、検査部位に適切な画質設定に切り替える機能や臓器に合わせて適切な血流設定を表示する機能を搭載し、検査の効率化に寄与する。ルーチン検査に使用する時間を短縮し、より時間をかけなければならない症例に注力できるよう、検査の効率化・検査時の負担低減を実現する。
3)多彩なアプリケーションで専門的な検査にも対応
腹部や心臓から、血管、表在まで、様々な領域において誰もがシンプルに使いこなせることを目指した数々の先進アプリケーションを搭載している。特にUGAPは、超音波信号の減衰量から減衰係数(AC)を推定し、Attenuation MAP(減衰マップ)を表示する。自動計測アルゴリズムとQuality indicator(クオリティマップ)の採用により,安定したデータ収集が可能である。
cSoundの高画質と相まって、誰もが使いこなせる先進技術を目指し、様々な機能をより使いやすく進化をさせた。
4)GEヘルスケア初ワイヤレスプローブ Vscan Air CLの搭載
ワイヤレスプローブVscan Air CLを搭載した。最大180分の長時間バッテリーも搭載でき、場所もコードにとらわれず、ストレスフリーな検査をアシストする。
GEヘルスケア執行役員 超音波本部長を務める大成学志は次のように述べている。「この度ご紹介したLOGIQ 新製品は、先生方との対話やフィードバックを基に開発を進め、画像の質、ワークフロー、検査効率など複数の観点から、多くの先生方が待ち望んでくださっていた革新を搭載していると確信しています。『LOGIQ 30周年という節目に相応しいね』と先生方にも言っていただき、今後とも先生方の課題に寄り添い、必要とされるソリューションの提供に邁進してまいります。」
製造販売 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
販売名称 汎用超音波画像診断装置 LOGIQ E10
医療機器認証番号 230ABBZX00025000
※LOGIQ E10xはLOGIQ E10 R2以上のニックネームである。
販売名称 汎用超音波画像診断装置 LOGIQ E10s
医療機器認証番号 302ACBZX00003000
※LOGIQ Fortisは汎用超音波画像診断装置LOGIQ E10sの類型である。
※LOGIQ Fortis Xは、上記医療機器の認証機能の中で特定のオプション機能を標準搭載とした構成を指すニックネームである。
製造販売 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
販売名称 汎用超音波画像診断装置 LOGIQ Totus
医療機器認証番号 306ACBZX00010000
※GEは、商標ライセンス下で使用されるGeneral Electric Companyの商標である。
※LOGIQ は、GE HealthCareの商標である。
販売名称 汎用超音波画像診断装置 Vscan Air
医療機器認証番号 303ACBZX00012000
※CLプローブは上記医療機器の類型である。
同社の超音波画像診断装置は、現在、汎用の「LOGIQ(ロジック)」、循環器用の「Vivid(ヴィヴィッド)」、産婦人科用の「Voluson(ボルソン)」、各診療科の特定ニーズに対応する「Venue(ベニュー)」、開業医向け「Versana(ベルサナ)」、乳房用「Invenia ABUS(インベニアエイバス)」、ならびに2010年10月に発売したポケットサイズの「Vscan(ヴィースキャン)」の7ブランド体制で、エントリーモデルからプレミアムハイエンド機まで、医療機器のニーズに応えるために、きめ細やかにチューニングされた製品を世に送り出している。
また、VenueシリーズやVscan Airシリーズなどバッテリー駆動の可動性と簡便性、高い機能性を誇る装置を通じて、在宅・災害医療時や、麻酔科や整形外科、リウマチ科などこれまで超音波画像診断装置の使用頻度が低かった分野における新たな利用機会の創出を積極的に進めている。
これらの取り組みを通じて、全てのブランドにおいて幅広い製品の投与ならびにサービスの充実を進めることで、優れた医療ソリューションの提供を図り、「人にやさしい、社会にやさしい」医療の実現に貢献することを目指す。
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、GEヘルスケアの中核拠点の1つとして1982年に創設された。予防から診断、治療、経過観察・予後管理までをカバーする「プレシジョン・ケア」の実現を目指し、インテリジェント機器やデータ分析、ソフトウェア、サービス等を提供している。国内に研究・開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本のお客様のニーズにお応えしつつ、日本が直面する医療課題の解決に取り組んでいる。日本における社員数は約1,500名、本社および約60カ所の事業拠点がある。
詳細はホームページwww.gehealthcare.co.jpを参照。
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