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2024.07.01

富士フイルム、がん検診を中心とした健診センター「NURA(ニューラ)」をベトナムに展開 健康診断サービス事業を東南アジア地域に拡大

  1. がん検診
  2. 健診

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、がん検診を中心とした健診センター「NURA(ニューラ)」をベトナムに展開する。新拠点は、東南アジア地域での「NURA」初拠点として、7月1日にベトナムのハノイにオープンする。ベトナムで医療機関「T-Matsuoka Medical Center」を展開する「VIETNAM JAPAN HEALTH TECHNOLOGY JOINT STOCK COMPANY(以下、VJH社)」が運営。インドやモンゴルで「NURA」を展開してきた富士フイルムの子会社「FUJIFILM DKH LLP」のサポートのもと、がん検診をはじめ生活習慣病検査サービスを提供する。
同社は、今後も「NURA」の拠点拡充を図り、新興国での健康診断(健診)サービス事業をさらに拡大していく。

左:「NURA」新拠点のエントランス 右:「NURA」新拠点のCT

健診センター「NURA」について

同社は、2021年にインドのベンガルールに「NURA」を開設し、新興国での健診サービス事業を開始した。以降、拠点拡充を進め、現在はインドで4拠点、モンゴルで1拠点を展開している。「NURA」では、当社が持つCT・マンモグラフィなどの医療機器や医師の診断を支援するAI技術を活用して、がん検診をはじめ生活習慣病検査サービスを提供。すべての検査と医師による検診結果のフィードバックが、約120分という短時間で完了する点や、フィードバックの際に、医師から健診結果に関する説明を診断画像を見ながら分かりやすく受けられる点などが、利用者から好評を得ており、すでに45,000人以上の方に利用されている。

ベトナムでは、がんや虚血性心疾患などの生活習慣病をはじめとした非感染性疾患が死因の上位を占めている※1。これらの病気は、早期に発見し、治療や保健指導などの対策を行うことにより死亡率や重症化リスクを抑制できる。ベトナムでは、日本と同様、労働者に対する定期健診が義務化されているが、健診の受診率は約3.5%と低く※2、病気の早期発見が難しい現状がある。

今回、同社は、VJH社と提携し、ベトナムの首都であるハノイに「NURA」を展開する。これまで蓄積してきた健診サービスのノウハウをVJH社に供与。VJH社、およびベトナムの医療の質向上に貢献してきた「T-Matsuoka Medical Center」とともに、同国で高品質な健診サービスを提供する環境を構築していく。また、ベトナムでの健診文化の定着を目指して、周辺地域の病院や企業に対して健診の重要性を伝える活動にも取り組んでいく。

今後も同社は、豊富な医療機器のラインアップや医師の診断を支援するAI技術を活用した「NURA」の高品質な健診サービスをより多くの方々に届けることで、世界の医療の発展と人々の健康の維持増進に貢献していく。

※1 WHO Webサイト“Global Health Estimates: Life expectancy and leading causes of death and disability”より。
※2 経済産業省:R2年度・ベトナムにおける健診システム有料サービス化コンソーシアム「ベトナムにおける健診システム有料サービス化プロジェクト報告書」より。

▪問い合わせ
報道関係
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL:03-6271-2000

その他
富士フイルム株式会社
メディカルシステム事業部
TEL:03-6447-5159

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