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2024.05.30

アルム、特定集中治療室(ICU)の遠隔支援事業をスタート 遠隔でICUの患者を24時間モニタリング

  1. DX(デジタルトランスフォーメーション)
  2. ICU
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遠隔支援事業のイメージ図

株式会社ディー・エヌ・エー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村信悟)の子会社である株式会社アルム(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:坂野哲平、以下 アルム)は、2024年診療報酬改定における特定集中治療室遠隔支援加算の新設を受けて、集中治療室遠隔支援事業であるACU事業部を立ち上げた。

特定集中治療室(以下 ICU)は、重症患者を治療するための重要な医療施設であり、特に緊急時に必要不可欠な施設である。一方、日本のICU病床数は人口10万人あたり5.6床※1でドイツが約30床、イタリアは約12床、OECD加盟国でデータがある国々の平均12床に対して、世界的に見ると低い水準になる。また、公的病院でのICU不足に加え、重症患者へ十分な医療提供するためのマンパワー不足(集中治療医・ICU配置看護師)がコロナ禍で浮き彫りとなった※2
集中治療医がICU専従することで、診療成績の向上に関連することが国内外の論文にて発表されている。
※1 一般社団法人日本集中治療医学会「各都道府県別 ICUおよびICUに準ずる治療室のベッド数」
※2 一般社団法人日本集中治療医学会「我が国の集中治療医療提供体制を強靭化するための提言」より

当事業では、アルムが開発・運営する医療者関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」のノウハウを活用したICT提供の上で、高度医療機関と連携する。
集中治療専門医の不足および地域偏在による医療格差の是正、集中治療に関するデータ蓄積によって、医療の質の向上及びさらなる医療の発展を促進することを目指す。

■Joinについて

医療関係者が高セキュリティ環境下でコミュニケーションをとることができるアプリである。標準搭載されたDICOMビューワーで医用画像を閲覧、チャットに共有することで、夜間休日などに院外にいる医師へのコンサルテーションツールとしての活用や、救急患者の転院時の病院間連携・情報共有などに利用されている。日本ではじめて保険収載されたプログラム医療機器である。日本、米国(FDA)、欧州(CE)、ブラジル、サウジアラビアなどの医療機器認証を取得している(販売名:汎用画像診断装置用プログラム Join)。
https://www.allm.net/join/

■ACUダッシュボードについて

主にICUに入室中の患者バイタル情報より算出したスコアを元に、遠隔から重症度判定ができるシステムを搭載したダッシュボードである。
・ACUダッシュボード
販売名:遠隔モニタリングソリューション
医療機器認証番号:306AIBZX00007000、クラス分類:管理医療機器
※ACUはAdvance Care Unitの略称である

■会社概要

株式会社アルムは「すべての医療を支える会社(All Medical)」として、「Shaping Healthcare」をコーポレートメッセージに掲げ、ICTの力で医療の格差・ミスマッチをなくし、全ての人に公平な医療福祉を実現する。また、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を始めとした医療ICT事業では、グローバル展開に積極的に取り組み、日本発の医療ICT企業として累計32カ国へのソリューション提供を行っている。

○社名:株式会社アルム
○本社:東京都渋谷区道玄坂1丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト16F
○代表:坂野 哲平
○設立:2001年4月18日
○資本金:1億円
○ホームページ:https://www.allm.net/

<本リリースに関する問い合わせ>
商品ソリューションに関して
株式会社アルム ACU事業部
Email:acu_my@dena.jp

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