2023.11.30
日本ストライカー株式会社は、フルフレームHDR※1による高い再現性と、術野を安定的に描出するテクノロジーを兼ね備えた新たな内視鏡カメラ光源システム「1788 4K カメラシステム」を、全国の消化器外科、肝胆膵外科、整形外科などを対象に2024年1月から販売開始する。
従来の8ビットから10ビットへと色階調の幅が拡大するとともに、フルフレームHDRによって多くの光を捉えて幅広い輝度に対応し、鮮明に術野を描出する。
また、独自のトーンモードによって画像の光バランスを調整し解剖学的構造を明確に区別することで、肉眼で見る陰影に近い高い再現性が期待できる。
従来、内視鏡下手術では、術野の手前では光照射量が多く時にハレーションを起こす一方、最奥部が暗く描出されるケースが発生していたが、フルフレームHDRによって適切な明るさかつ臨場感のある描出ができるようになった。
観察対象とカメラ先端の距離を認識・調整し、安定的に画像を描出するノーマライゼーション機能を、内視鏡カメラシステムで初めて※2採用。
カメラ先端部の微細な動きに影響を受けずに継続的な観察ができるため、執刀医によるカメラ位置の調整や手戻りを低減し、効率的かつ精度の高い手術が期待できる。特に、近赤外線視覚化モード※3は、血管や血流、組織等の観察に貢献する。
低侵襲の内視鏡下手術へのニーズが高まるなか、「1788 4K カメラシステム」は、充実した視覚情報を執刀医に提供することで精度の高い適切な処置へとつなげ、周辺組織の損傷や縫合不全などの合併症リスクを低減し、患者のQOL向上に貢献する。
※1:HDR=High Dynamic Rangeの略称で、従来よりも広範な明るさに対応する画像表示技術
※2:2023年11月時点
※3:近赤外線視覚化モードにおいて、近赤外線光がICG(indocyanine green/インドシアニングリーン)にあたることで、蛍光を発する。
高い再現性により、組織を覆う膜や神経などをはっきりと見分けることができるようになった。近赤外線視覚化モードでの血流観察では、ノーマライゼーション機能によって観察対象がぶれることなく安定的に描出されるため、患者の機能温存が期待できる。また、鮮明な映像を記録に残すことは、外科医の教育・育成の観点からも有用であると考える。
販売名:L12 光源装置
医療機器届出番号:13B1X10209001007
販売名:1788 4Kカメラシステム
医療機器届出番号:13B1X10209001008
▪問い合わせ
日本ストライカー株式会社
https://www.stryker.com/jp/ja/index.html
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