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2023.11.29

アキュレイ、体表面誘導放射線治療をサポートする「VitalHold™」パッケージを11月30日より国内販売開始

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アキュレイ株式会社は、同社の高精度放射線治療装置ラディザクトシステムに対応した体表面誘導放射線治療(Surface Guided Radiation Therapy: SGRT)をサポートする「VitalHold™」パッケージを2023年11月30日より販売を開始する。

VitalHold™は、ラディザクトシステムにC-RAD社 の Catalyst+ HD システムを搭載したSGRTソリューションで、主に左乳がん放射線治療時に行う深吸気息止め(Deep Inspiration Breath Hold: DIBH)照射や体表面マーカーを必要としない患者セットアップをサポートする機能である。

このCatalyst+ HD システムと組み合わせて使用することにより、ラディザクトシステムはより幅広い放射線治療の選択肢を提供できるようになる。

SGRTは高解像度カメラで患者の体表面をスキャンし、リアルタイムに3次元画像として再構成することで高精度な位置合わせを支援する技術である。

Catalyst+ HD システムによりリアルタイムで再構成画像が表示され、現在の体の位置と目標の位置との一致度を視覚化でき、治療中または治療期間中の患者位置の高い再現性を確保することが可能である。また、X線を使用しないため、被ばくもない。

近年では、左乳がん放射線治療を行う際に、患者に息を大きく吸ってもらうことで物理的に乳房と心臓の距離を離して照射を行うDIBH照射が普及しているが、SGRTはそれをサポートする技術として多く利用されている。

位置の再現性を高めることに加えて、体表面画像をもとに患者の位置を確認することが可能なため、体に直接印や線を描く必要がなくなり、患者のストレス軽減にもつながっている。

同社代表取締役社長 穂積 重紀氏のコメント

ラディザクトシステムをお使いのお客様に、体表面誘導放射線治療ソリューションとして、新たにVitalHold™パッケージをご提供できることを大変嬉しく思います。

SGRTを導入することにより、マーカーレスの患者セットアップが可能となり、また、左乳がん放射線治療時のDIBHが非常に容易に実施できます。これにより医療スタッフの皆様、ならびに患者さんの負担軽減につながることがおおいに期待されます。

トモセラピーシステム、ラディザクトシステムは市場導入以降、機能開発を継続し、いまや日本市場で100台を超え、さまざまな疾患の治療に日々お役立ていただいております。

VitalHold™パッケージはラディザクトシステムの最新機能であり、乳がんをはじめ多くの疾患の治療に対応できることと確信いたします。この技術革新を新たな一歩として、今後もより一層放射線治療の発展に寄与できるよう取り組んでまいります。

製造販売元:アキュレイ株式会社
販売名:Catalyst 光学式体表面トラッキングシステム(医療機器承認番号:30500BZX00271000)
販売名:ラディザクト (医療機器承認番号: 22900BZX00032000)
販売名:Accuray Precision治療計画システム (医療機器承認番号: 22900BZX00031000)

▪問い合わせ
アキュレイ株式会社
https://www.accuray.co.jp/

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