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2023.06.27

EIZO、自宅での遠隔読影に適した性能を備えた USB Type-C搭載の30.5型医用モニタを発売

  1. 医用モニター
  2. 読影

EIZO株式会社は、30.5型医用画像表示モニタ「RadiForce MX317W」を2023年10月23日に発売する。価格はオープン価格である。

※オープン価格の製品は標準価格を定めていない。

概要

「RadiForce MX317W(以下、MX317W)」は、現行の「RadiForce MX315W(以下、MX315W)」の後継機種で、X線写真やCT、MRIなどの検査画像を表示する8メガピクセル対応の30.5型ワイドカラーモニタである。

遠隔読影やホームリーディングの普及に期待が高まる中、同社医用モニタとして初めて、入力端子にUSB Type-C®を搭載し、ホームリーディング環境の構築を容易にした。

詳細

医用画像撮影装置(モダリティ)の性能向上により、膨大な量の医用画像データが得られるようになったことから、それら検査画像を観察・診断する放射線科読影医1人当たりの読影件数は増加傾向にある。

そのため、読影医の働き方改革の一環として、読影環境の改善が急務であり、中でも医療施設で撮影された検査画像を、読影医がいる他の施設へ送信して読影を行う遠隔読影や、自宅にて遠隔読影を担うホームリーディングの普及に期待が高まっている。

MX317Wは、同社医用モニタとして初めて、入力端子にUSB Type-Cを搭載し、ホームリーディング環境の構築を容易にした。

ホームリーディングで使われることの多いモバイルワークステーションとUSB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、画面表示、モバイルワークステーションへの給電、MX317Wを介したUSB接続機器の使用、有線ネットワーク環境構築を実現する。

また、モニタ同士を数珠つなぎで接続するデイジーチェーン接続にも対応し、マルチモニタを簡単に構成できる。

さらに環境配慮の取組みも強化。MX317Wは、製品の外装に再生プラスチックを同社医用モニタとして最大の70%以上使用している。

また、製品を保護する梱包材に段ボールや新聞紙をリサイクルしたパルプ緩衝材を採用し、廃棄プラスチックの削減に貢献。限りある資源の有効活用、資源循環を推進する。

前機種MX315Wから進化したその他の性能として、MX317Wは、高いコントラスト比を実現し、白浮きを抑えた引き締まった黒色を表示する。また、新たに「Hybrid Gamma PXL(ハイブリッド・ガンマ・ピクセル)機能」を搭載。

同一画面内のモノクロとカラーをピクセルごとに自動判別し、それぞれ最適な階調で表示します。その他MX315Wの高い性能と豊富な機能を踏襲している。

主な特長

<前機種からの進化>
■ケーブル1本の接続でモニタをドッキングステーションのように活用
MX317Wは、モバイルワークステーションとUSB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、画面表示に加えて以下を実現。

ケーブル1本でMX317Wがドッキングステーションに

・モバイルワークステーションへの94W給電
モバイルワークステーションへEIZOモニタ最大となる94W給電を行う。

・有線ネットワーク環境の構築
USB LANアダプタ機能をもつLAN端子を搭載。有線LANポートを持たないモバイルワークステーションでも、USB Type-Cケーブルでモニタと接続するだけで、モニタを介してネットワーク環境を構築できる。

・USBハブ搭載で、複数のUSB機器を同時に接続
モニタの側面や背面に、4ポート(USB Type-A×3、USB Type-C×1)のUSBハブを搭載。USB機器をモニタに接続しておけば、USBポートの少ないモバイルワークステーションでもUSB Type-Cケーブルでモニタと接続するだけで、使い慣れたキーボードやマウス、ヘッドセットなどのUSB機器をすぐに使える。

■シンプルな接続で、マルチモニタの広い作業領域を実現
モバイルワークステーションの映像出力端子がUSB Type-Cの1つしかない場合でも、モニタ同士をUSB Type-Cケーブルでシンプルに配線するだけで2台のマルチモニタ環境の構築を実現する。

シンプルな配線で、らくらくマルチモニタ

■環境に配慮した医用モニタ開発への取り組み
医療現場向け製品の安全性確保は、たとえば火災のリスクを持つ可燃性素材の使用を最小限に抑える筐体設計が求められるなど、一般オフィス向け製品より厳しく規定されている。

そのため環境に配慮した素材を使った製品づくりが難しいとされているが、あらゆる分野の要求に応える製品開発を行っている同社は、オフィス用モニタで培った最先端の環境対応をいち早く医用モニタへも取り入れている。

MX317Wの外装に再生プラスチックを使用

・製品の外装に再生プラスチックを70%以上使用
MX317Wは、製品の外装に使用済みプラスチックをリサイクルした再生プラスチックを、同社医用モニタとして最大の70%以上使用している。

・梱包材に再生紙素材を採用
製品を保護する梱包材は、従来の再生発泡スチロールではなく、再生紙素材(段ボール・パルプモールド)を採用している。付属のケーブル類も従来のビニール袋ではなく紙で保護することで、廃棄プラスチックの削減に貢献。限りある資源の有効活用、資源循環を推進する。

・プリント基板にハロゲンフリー材を使用

■さらなる高コントラスト比により、引き締まった黒色を表示
MX315Wのコントラスト比が1300:1であるのに対し、MX317Wは1800:1に向上させた。白浮きを抑えた引き締まった黒色を表示でき、モノクロ画像表示時に有効である。

<前機種を踏襲する特長>
・高解像度8メガピクセル(横4096×縦2160ピクセル)で、多くの情報を一度に表示可能
・DICOM(R) Part14に準拠した階調表示で、医用画像を忠実に再現
・キャリブレーションセンサー内蔵で、センサの取り付け取り外しの時間と手間をかけずDICOM Part 14準拠の補正を実現

展示情報

2023年6月30日~7月1日に沖縄コンベンションセンターで開催される「第27回日本医療情報学会春季学術大会」でMX317Wを展示する。

詳細: https://www.eizo.co.jp/event/pr/#jami2023
RadiForce MX317W製品ページ:https://www.eizo.co.jp/products/radiforce/mx317w/

▪問い合わせ
EIZO株式会社 ヘルスケア営業部
TEL:03-5764-3403
https://www.eizo.co.jp

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