メニュー閉じる

2023.06.14

GEヘルスケア・ジャパンと島津製作所、循環器領域における課題解決のために協業を開始

  1. 協業・提携・共同開発

GEヘルスケア・ジャパン株式会社(以下、GEヘルスケア・ジャパン)と株式会社島津製作所(以下、島津製作所)は、高齢化が進む日本において罹患の増加が著しいことに加え、予後の管理が難しい循環器領域において、協業を開始する。

この一環において今回、GEヘルスケア・ジャパンは、島津製作所がOEMとして供給する天井懸垂式血管撮影システムを、Renaissiaシリーズと称して製品ラインナップに加えて販売を開始する予定である。

写真左から、GEヘルスケア・ジャパン(株) 多田荘一郎氏、(株)島津製作所 園木清人氏

循環器疾患の増加、予防と早期発見の重要性高まる

日本において循環器病は、がんに次ぐ死亡原因とされている※1。循環器疾患は、“治る病気”と言われるようになったがんとは異なり、罹患すると治療が難しい一方で、適切な予防を行うこと、また精密な診察を通じた早期の発見により、健康寿命を延ばすことが求められている。

そのため、「脳卒中循環器病対策基本法」が策定されるなど、産官学の連携による対策が推進されており、またこのような取り組みを補完する企業間連携にも期待が高まっている※2

このような背景を踏まえ、AI・デジタルの分野におけるイノベーションの創出および実装においては、世界的な実績を持つGEヘルスケア・ジャパンと最先端のイメージング技術とメカトロニクス技術の融合により、画像診断をグローバルに支えてきた島津製作所が連携し、両企業の強みを活かしつつ、循環器領域におけるインダストリー発の取り組みをリードしていく。

求められる医療の提供を目指し、両社の強みを活かして連携

GEヘルスケア・ジャパンは、循環器の分野において、CT、MRI、心電図関連製品、循環器用超音波装置、生体情報モニタ、血管撮影装置、心臓カテーテルモニタリングシステム、および核医学装置など、幅広いソリューションを提供している。

島津製作所は、循環器分野におけるカテーテル治療を、独自のAI技術を含む多様な画像処理で支援し、患者・術者双方に負担の少ない治療を国内外で提供してきた。

今回、国内でニーズが高まる循環器領域での対応を強化する一環として、GEヘルスケア・ジャパンのラインナップに島津製作所の天井懸垂型装置を追加する。

GEヘルスケア・ジャパンの代表取締役社長兼CEOを務める多田荘一郎氏のコメント

これからの医療は、検査、診断、治療だけでなく、治療後のモニタリング、発症前の予見、そして重症化予防まで患者さん一人ひとりにあったプレシジョン・ケアが求められますが、その実現にはプラットフォームの共有と、パートナーシップによって各社がもつ多岐に渡る強みを活かして新たな付加価値を生み出していくことが重要であると考えています。

特に循環器病は長期に渡ることが多く、多施設・多職種の連携が求められ、患者さん本人はもとより、ご家族なども含めて精神的・身体的負担も大きいとされています。

この度の島津製作所様との協業を通じて、循環器領域における医療従事者の皆さまを支援し、患者さんが求める質の高い医療の提供により一層貢献していくことができるよう取り組んでまいります。

※1 循環器病対策の現状等について:厚生労働省 保健局がん・疾患対策課 P3
https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/000585305.pdf

※2 日本循環器協会、死因の第2位を占める循環器病の改善に向けた新たな連携の枠組みを導入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000117401.html

▪問い合わせ
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
https://www.gehealthcare.co.jp/

TOP

「映像情報Medical」サイトへのアクセスありがとうございます。

本サイトは、国内の医療関係者(医師、技師、看護師等)を対象に、
様々な情報を提供させていただくことを目的としております。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

一般の方や、国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

映像情報Medicalのご利用にあたってをご確認の上、対象の職種をクリックしてください。
 
医療関係者でない場合は、会社概要ページへお進みください。