2023.03.27
キヤノンメディカルシステムズ株式会社は、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に検出できる、SARSコロナウイルス抗原キット インフルエンザウイルスキット「Rapiim SARS-CoV-2-N/Flu(ラピーム サーズ コブ ツー エヌ フル)」の販売を本日より開始する。
昨今では、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの症状が酷似することから、診断において検査が欠かせない。Rapiim SARS-CoV-2-N/Fluは、1度の検体採取で、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に検出できるため、患者・医療従事者の検査負担を軽減する。
また、同社従来品であるRapiim SARS-CoV-2-N※1と新型コロナウイルスの検出性能について比較した場合、同等の感度でありながら、測定時間は12分と、従来品よりも3分短縮された。ウイルス量が多い場合には、従来品と同様、わずか4分で陽性の判定結果を得ることが可能である。
さらに、Rapiim SARS-CoV-2-N/Fluは、同社従来品であるRapiim Flu-AB※2とインフルエンザウイルスの検出性能について比較した場合、約2~4倍の高感度化を実現した。ウイルス量が少ない検体でも陽性判定が可能なため、早期診断・早期治療に貢献する。
判定結果は、専用装置Rapiim Eye 10の液晶パネルに自動で結果表示される。すでにRapiim Eye 10を導入されている場合は、設定変更やアップデートの必要はなく、そのまま使用することができる。
同社は、X線CTを始め、X線診断装置、超音波診断装置、新型コロナウイルス迅速遺伝子検出検査や抗原検査を組み合わせ、新型コロナウイルス感染症診断に必要なトータルなソリューションを提供することで、感染拡大防止に取り組まれているすべての医療従事者、関係者を支援していく。
1度の検体採取で新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの2項目同時に検査が可能※3なため、患者の検体採取による負担削減に貢献し、医療従事者の検体採取の手間も削減する。
鼻咽頭ぬぐい液だけでなく、鼻腔ぬぐい液での検査が可能であるため、医療従事者への感染リスクを低減できる。
検査時間は4分または12分である。
検体測定を開始すると、ウイルス量が多い場合には、4分で陽性判定が可能となり、検査時間の短縮に貢献する。検査効率を向上させ、迅速な検査を実施する。
新型コロナウイルスの検出については、公立大学法人 横浜市立大学(神奈川県横浜市)が開発した抗SARS-CoV-2抗体を採用し、同社従来品と同等の感度を有している。
インフルエンザウイルスは同社従来品と比べ約2~4倍感度を向上させることに成功した。
※1 SARSコロナウイルス抗原キットRapiim SARS-CoV-2-N PRT-C2N01A
※2 インフルエンザウイルスキットRapiim Flu-AB PRT-FLU01A
※3 インフルエンザウイルスの検出につきましては、A型/B型の判定はできない。
▪問い合わせ
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
https://jp.medical.canon/
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