2021.11.10
ザイオソフト株式会社は、日本の3D医用画像処理技術を牽引してきたリーディングカンパニーとして、医療現場のニーズに迅速に応えるべく、次世代医用画像のためのアプリケーション開発に取り組み、高度な画像処理ソフトウェアを発売している。
今回同社は、一般社団法人日本呼吸器学会との共同研究契約に基づき、同学会が厚生労働科学特別研究事業として実施する「COVID-19 後遺症に関する実態調査」において、同社の画像解析技術を用い、胸部コンピュータ断層装置(以下 CT) による定量評価を行っていく。
新型コロナウイルス感染症においては、罹患後、退院後でも肺機能の低下や発熱、嗅覚異常などの症状で後遺症に苦しむ回復患者が多く、回復後の経過については、不明な点が多いのが現状である。
COVID-19 の診断には CT が用いられるが、COVID-19 によって引き起こされる肺炎は、すりガラス影や浸潤影(コンソリデーション)と呼ばれるエックス線吸収値(CT値)が上昇する所見がみられることが知られており、従前の技術では、体積を計測するのは困難とされている。
本調査では、同社が開発した間質性肺炎定量解析ソフトウェアを応用し、胸部 CT から定量的な評価を行う。
同社は、CT による撮影データから人工知能(AI)を用いて間質性肺炎をはじめとするびまん性肺疾患の病変の広がりを定量評価するソフトウェアを開発している。
このソフトウェアは胸部CTで撮影された画像を読み込み、機械学習を用いた自動処理により、人の手では分類が難しい病変の領域を定量化し表示する。
この技術を応用し、COVID-19 に罹患し回復した症例の経過を定量的に評価することを支援する。
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