2021.09.17
フィリップス・ジャパン株式会社 は、循環器用超音波画像診断装置「IntraSight Mobile(イントラサイトモバイル)イメージングシステム」(以下、IntraSight Mobile)の販売を開始する。
「IntraSight Mobile(イントラサイトモバイル)」は、すでに発売されている「IntraSight (イントラサイト)イメージング システム」を移動可能にしたモバイルタイプで、複数のカテーテル室で血管内超音波検査(IVUS)および血管内圧測定を行うことができる。
IntraSight(イントラサイト)シリーズでは「Simple. Smart. Seamless. 」をコンセプトに、インタフェイスを一新し、複雑なワークフローをシンプルにすることで、臨床場面での診断の効率化を図る。
フィリップスのシステムの血管内圧測定では、機能的虚血評価指標のゴールドスタンダードであるFFR(冠血流予備量比)に加えて、iFR(瞬時血流予備量比)の使用が可能である。
iFRは大規模臨床試験によりFFRに対する非劣性が確認されており※1、2日本循環器学会のガイドラインではFFRと並ぶ推奨クラスI、エビデンスレベルAの指標として明記されている※3、4。
「IntraSight Mobile(イントラサイトモバイル)」はタッチパネルPCを採用しており、指先でタッチすることで簡単に操作することができる。
また、初見でもわかりやすいシンプルなソフトウェア構造とスムーズなデータ処理により、カテーテル室での医療従事者の作業効率を向上する。
オプションとしてタッチスクリーンモジュールというコントロールパネル(子機)を接続し、ベッドサイドの清潔野でもシステムを操作できる。
IntraSight(イントラサイト)シリーズからは、フィリップスリモートサービスへの接続に対応しており、遠隔診断によりトラブルへの迅速な対応を実現する。
さらにフィリップスの画像診断装置「Azurion(アズリオン)」と一緒に使用することで、モダリティ間のシームレスな情報共有が可能となり、医療従事者の業務効率を向上させる。
IntraSight(イントラサイト)シリーズはフィリップスのソフトウェアとハードウェアを基盤に開発されており、フィリップスの強みである幅広いポートフォリオ、拡張性の高い構造、スマートなデバイスとの接続などを兼ね備えている。
IntraSight Mobile(イントラサイトモバイル) は医療従事者に新たなソリューションを提供する。
※1 Davies JE, et al: Use of the Instantaneous Wave-free Ratio or Fractional Flow Reserve in PCI. N Engl J Med. 2017 May 11; 376(19): 1824-1834.
※2 Gotberg M, et al: iFR Swedeheart Investigators. Instantaneous Wave-free Ratio versus Fractional Flow Reserve to Guide PCI. N Engl J Med. 2017 May 11; 376(19): 1813-1823.
※3 日本循環器学会ほか: 慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_yamagishi_tamaki.pdf( 2019年4月閲覧)
※4 日本循環器学会ほか: 安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_nakamura_yaku.pdf( 2019年4月閲覧)
関連先リンク:https://www.philips.co.jp/

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