2025.12.12
2021年、スウェーデンのSCAPIS研究は、冠動脈疾患の既往がない中年の一般集団でも、冠動脈CT血管造影(CCTA)によって4割以上にサブクリニカルな冠動脈硬化症が認められることを明らかにした(https://doi.org/10.1161/CIRCULATIONAHA.121.055340)。CCTAでのみ認められるこうした動脈硬化は一時予防におけるリスク予測を改善するのだろうか。
スウェーデンUniversity of GothenburgのBergströmらは、同じSCAPIS研究において、冠動脈CT血管造影(CCTA)によって得られる冠動脈硬化症の情報が、アメリカ心臓病学会・心臓協会(ACC/AHA)モデル(pooled cohort equations)と冠動脈石灰化スコアによる既存のモデルを改善しうるかを検証した。
SCAPIS研究の参加者(n=30,154)は、2013~2018年に一般集団からランダムに抽出され、スウェーデンの大学病院6ヵ所で検査を受けた後、追跡調査されており、うち24,791名では心血管疾患の既往がなく、高画質CCTA画像を得られた。
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