2024.03.29

無症状骨転移への予防的照射で骨関連事象がほぼ0に、生存期間も延長

カテゴリ

その他
原文タイトル

Prophylactic Radiation Therapy Versus Standard of Care for Patients With High-Risk Asymptomatic Bone Metastases: A Multicenter, Randomized Phase II Clinical Trial
ジャーナル名

Journal of Clinical Oncology
年巻号ページ番号

2024 January, JCO 42: 38
著者

Erin F Gillespie
所属

Department of Radiation Oncology, Memorial Sloan Kettering Cancer Center, New York, NY, USA

背景

骨転移による疼痛に対しては外照射が標準治療となっているが、症状のない骨転移に対して予防的な外照射を行うことで骨関連事象（SRE）を減らすことはできるか。
アメリカMemorial Sloan Kettering Cancer CenterのGillespieらは、5ヵ所以上に転移を有し、かつ無症状または最小限の症状（オピオイド不要）を伴う高リスク骨転移を有する固形がん患者を対象に、標準薬物治療に加えて骨転移への予防的外照射の有無を1：1で割り付け、SRE・その他のアウトカムを比較する多施設RCTを実施した（n=78）。

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