2024.03.15

晩期放射線障害への高圧酸素療法の効果は？：HONEY trial

カテゴリ

婦人科疾患
原文タイトル

Hyperbaric Oxygen Therapy and Late Local Toxic Effects in Patients With Irradiated Breast Cancer: A Randomized Clinical Trial
ジャーナル名

JAMA Oncology
年巻号ページ番号

2024 April, JAMA Oncol 10: 464
著者

Dieuwke R Mink van der Molen
所属

Division of Imaging and Oncology, University Medical Centre Utrecht, Cancer Centre, Utrecht, the Netherlands

背景

放射線治療は乳がんの治療において重要な役割を果たすが、放射線障害が問題となる。高圧酸素療法（hyperbaric oxygen therapy）は晩期毒性を軽減することが期待され、FDAも放射線障害を含む複数の疾患について使用を認可しているが、効果を示唆するエビデンスは限定的であった。
オランダUniversity Medical Centre UtrechtのMink van der Molenら（HONEY）は、乳房照射後12ヵ月以上が経過し、軽度から重度の浮腫・線維化・運動制限を伴う、中等度以上の乳房・胸壁・肩疼痛を有する女性を登録し、高圧酸素療法群（6～8週間で30～40回のセッション）または対照群へと2：1で割り付け、疼痛・その他のアウトカムについて比較する単施設プラグマティックRCTを実施した（n=189）。

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