2023.04.14

1日2回の過分割照射IMRTが、再発上咽頭がんで標準分割照射を上回る

カテゴリ

その他
原文タイトル

Hyperfractionation compared with standard fractionation in intensity-modulated radiotherapy for patients with locally advanced recurrent nasopharyngeal carcinoma: a multicentre, randomised, open-label, phase 3 trial
ジャーナル名

The Lancet
年巻号ページ番号

2023 March, Lancet 401: 917
著者

Rui You
所属

Department of Nasopharyngeal Carcinoma, Sun Yat-sen University Cancer Center, Guangzhou, China; State Key Laboratory of Oncology in South China, Collaborative Innovation Center for Cancer Medicine, Sun Yat-sen University Cancer Center, Guangzhou, China; Guangdong Key Laboratory of Nasopharyngeal Carcinoma Diagnosis and Therapy, Guangzhou, China

背景

がん治療における従来の放射線治療パラダイムとは別に、より高い線量、少ない分割回数で行われる寡分割照射（少分割照射, hypofractionation）、およびより低い線量、多くの分割回数で行われる過分割照射（多分割照射, hyperfractionation）が検討されてきた。
中国Sun Yat-sen University Cancer CenterのYouらは、進行局所再発上咽頭がん患者を、過分割照射（65Gy/54回、1日2回、照射間隔は6時間以上）、または通常分割照射（60Gy/27回、1日1回）による強度変調放射線治療（IMRT）へと割り付ける第3相多施設ランダム化比較試験を実施した（n=144）。

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