2023.03.10

原発性アルドステロン症をメトミデートPET-CTで診断する

カテゴリ

泌尿器疾患
原文タイトル

[11C]metomidate PET-CT versus adrenal vein sampling for diagnosing surgically curable primary aldosteronism: a prospective, within-patient trial
ジャーナル名

Nature Medicine
年巻号ページ番号

2023 January, Nat Med 29: 190
著者

Xilin Wu
所属

Endocrine Hypertension, Department of Clinical Pharmacology, William Harvey Research Institute, Queen Mary University of London, London, UK

背景

原発性アルドステロン症（PA）は、一側性の場合は副腎切除によって治癒可能であるが、一側性か否かの判定に侵襲的検査（副腎静脈サンプリング[AVS]）を必要とすることもあり、手術治療の選択は多くない。
イギリスQueen Mary University of LondonのWuらは、登録されたPA患者（n=143）において、¹¹C-メトミデートを用いたPET-CT検査とAVSの両方をランダム順で実施し、その後集学チームによりメトミデートPET-CT結果、ついでAVS結果を検討し、一側性の可能性が高いと判断された場合に、副腎切除を実施する前向研究を行った。メトミデートPET-CTとAVSを、副腎切除後の生化学的治癒・臨床的治療成功の予測精度について比較した。

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