2022.01.14

QFRガイドによるPCIは従来法よりもよい：FAVOR III China試験

カテゴリ

心疾患
原文タイトル

Angiographic quantitative flow ratio-guided coronary intervention (FAVOR III China): a multicentre, randomised, sham-controlled trial
ジャーナル名

The Lancet Oncology
年巻号ページ番号

2021 December, Lancet Oncol 398: 2149
著者

Bo Xu
所属

Department of Cardiology, Fuwai Hospital, National Centre for Cardiovascular Diseases, National Clinical Research Centre for Cardiovascular Diseases, Chinese Academy of Medical Sciences and Peking Union Medical College, Beijing, China

背景

QFR（quantitative flow ratio）は、圧センサーワイヤなどを必要とせず、血管造影画像をベースとしてFFR（心筋血流予備量比）を知ることができる機能的虚血評価法である。中国Peking Union Medical CollegeのXuらは、安定・不安定狭心症または72時間以上前の心筋梗塞で、血管径が2.5 mm以上で50～90%狭窄の病変を有する患者を、QFRが0.80以下の場合のみPCIを行うQFRガイド戦略、または視覚的評価に基づくPCIを行う標準的な血管造影戦略に割り付ける多施設共同ランダム化比較試験FAVOR III Chinaを実施した（n=3,847）。

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