2014年1月号
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座長を務めた今井裕先生(左)と池田典昭先生Vol.46 No.15この特別企画は、さる10月12日に開催された第49回日本医学放射線学会秋季臨床大会で行われたシンポジウム「死後画像診断の現状と将来」を収録したものである。【シンポジウム】<座長>今井 裕(東海大学医学部 専門診療学系画像診断学)池田典昭(九州大学大学院医学研究院 法医学分野/日本法医学会 理事長)<演者>山本正二(Ai情報センター 理事長)飯野守男(慶應義塾大学医学部 法医学教室)塩谷清司(筑波メディカルセンター 放射線科)高橋直也(新潟大学大学院 保健学研究科)今井)現在、内閣府で死因究明推進等検討委員会が設置され、わが国でどのように死因究明を推進していくべきか議論されている。検討委員会では科学的手法として「薬物毒物の調査」にならび、「死亡時画像診断」が加わり、検討が加えられている。今回、秋季臨床大会で大会長がシンポジウムにこの死後画像診断を取り上げたというのは、まさにタイムリーなテーマ選定であった。 今回の演者は4名の先生にお願いした。最初の山本先生は第三者機関という中立的な立場から、次に飯野先生は法医学領域の立場から、3人目の塩谷先生は以前より死因究明をされている専門機関として、最後に高橋先生には一般病院の放射線科医としてのお立場から、ご意見を述べていただく。特別企画死後画像診断(Ai)の現状と将来

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