図1 2010 RA分類基準表1 2010 RA分類基準使用時の RA 鑑別疾患難易度別リスト関節症状を主訴に受診する患者集団における頻度、RAとの症状・徴候の類似性、新分類基準スコア偽陽性の頻度などを総合して、新分類基準を用いる際にRAと鑑別すべき代表的疾患を鑑別難易度高・中・低の3群に分類した。疾患名は日本リウマチ学会専門医研修カリキュラムに準拠した。鑑別難易度高：頻度もスコア偽陽性になる可能性も比較的高い鑑別難易度中：頻度は中等または高いが、スコア偽陽性の可能性は比較的低い鑑別難易度低：頻度もスコア偽陽性になる可能性も低い3映像情報メディカル 2014年1月応することが必要である。RAの臨床的マネージメントにおける関節画像の用い方に関するEULARレコメンデーションにはRA早期診断へのMRIと超音波の有用性が述べられている（表2a〜c）5）。この画像に関するEULARレコメンデーションは10のレコメンデーションからなるが、レコメンデーション3には関節炎の検出において、MRIと超音波は身体診察よりも優れると記載されている。MRIでは滑膜炎、骨炎（骨髄浮腫）、骨びらん、■■滑膜炎が、超音波では滑膜炎、骨びらん、■■滑膜炎が、主に検出される関節傷害所見である（図3、4）。実MRIと超音波のRA早期診断への役割
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