2015年に各社から発表された新製品・新技術(NEW PRODUCTSコーナーに掲載)の中から、マシンビジョン関連の製品114点をノミネート。
映像情報WEB(www.eizojoho.co.jp)で実施した読者投票により、金・銀・銅の各賞を決定いたしました。



No.27
産業用ステレオカメラ
「RICOH SV-M-S1」
リコーインダストリアルソリューションズ株式会社
No.99
3D マシンビジョンシステム
「RV300」/「RV500」
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
リコーインダストリアルソリューションズ(株)は、対象物の形状を高精度かつ高速で3次元計測することができる産業用ステレオカメラ「RICOHSV-M-S1」を発売。本製品は、装置の「目」の役割を果たし、対象物を3次元計測することでシステムの自動化を可能とするカメラ。同社独自のキャリブレーション技術により、1m計測時に測距精度約±1mm(実測値)という高精度検出を実現している。撮影から画像処理、視差演算までをすべてカメラ内部で行うことでデータ処理速度が向上するため、30fpsの高フレームレートで3次元データを計測することができる。また、専用高輝度LED照明「RICOH SL-M-LE」(オプション)を同時に発表。この照明を当てることにより、対象物の面の高密度な3次元データを取得することができる。
キヤノン(株)は、3Dマシンビジョンシステムの新製品として、小型部品の3次元認識が可能な「RV300」と「RV500」の2機種を発売。“RV300/RV500”は、2014年4月に発売した「RV1100」につづき、3Dマシンビジョン市場に投入する新製品で、小型部品の3次元認識が可能である。「RV300」では最小約10×10mm、「RV500」では最小約20×20mmのサイズのバラ積み部品を3次元認識できる(「RV1100」では最小約45×45mmまで認識可能)。より小さな部品が認識できるため、自動車・自動車部品業界に加え、電気機器業界など小型部品を扱う様々な業種の生産ラインにおいても、幅広く本製品の導入が可能となる。








No.15
「裏面照射型イメージセンサ」
オン・セミコンダクター株式会社
No.16
「約2億5,000万画素CMOS」
キヤノン株式会社
オン・セミコンダクター(株)は、車載イメージング市場向けの裏面照射型イメージセンサの初期サンプルを発表。本製品は、1,280×960解像度の1/3インチ型光学センサで、3.75ミクロンBSIピクセルの「AR0136AT」となる。AR0136ATは、リニア/HDRモードをサポートし、単一チップのHDRソリューションで、HDRモードで120dB(デシベル)のダイナミックレンジを備えている。74.25MP/秒(最大)の出力ピクセルレートにより、960p解像度で45毎秒フレーム数(fps)、720p解像度で60fpsを実現。接合部の温度範囲は-40℃から+125℃で、AEC-Q100規格に完全に準拠している。量産開始は2016年初期を予定。 キヤノン(株)は、35mmフルサイズ以下において世界最高画素数である約2億5,000万画素(19,580×12,600画素)のAPS-HサイズのCMOSセンサを開発。本CMOSセンサは、約2億5,000万画素という超多画素でありながら、回路の微細化や信号処理技術を進化させることで、1秒間に12億5,000万画素の超高速な信号読み出しを実現した。これにより、毎秒5コマのスピードで超多画素な動画を撮影することが可能となった。また、同社が長年培ってきたセンサ技術を応用し、画素の微細化に対応した構造を採用することで、超多画素でありながら高感度・低ノイズを実現。
No.26
「USB3.0 CMOS カメラ」
株式会社プロリンクス
No.35
「レーザーコート精密非球面レンズ」
エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社
独IDS社の最新USB3.0 CMOSカメラがリリース。29mm角のコンパクトサイズで、主な仕様は以下のとおり。@4K対応、18MピクセルAptina CMOSカメラ4,912×3,684p、21fps ASony IMX174搭載 超高感度・低ノイズCMOSカメラ1,600×1,200p、60fps B1.3Mピクセル、高速OnSemi CMOSカメラ1,280×1,024p、169fps。カメラには専用ドライバ・SDKが含まれており、PCに接続後、すぐに使用可能。 エドモンド・オプティクス・ジャパン(株)は、TECHSPECレーザーコート精密非球面レンズの発売を開始。高レーザー耐力を有する本レンズは、高出力Nd:YAGレーザーアプリケーションにおいて性能を最大化するようデザインされている。高精度の非球面デザインを採用。球面収差を最小化してレーザースポットサイズを小さくし、面積当たりのエネルギーを維持する。本レンズは高性能レーザー用Vコーティングを施し、特定レーザー波長において0.25%未満の絶対反射率を実現する。最もポピュラーなNd:YAGレーザー波長用に最適化した高レーザー耐力のコーティングを採用している。基板にUVグレード合成石英ガラスを採用しており、熱膨張にも高い耐性がある。
No.45
Cマウントレンズ「Baslerレンズ」
Basler Asia Pte Ltd
 
Baslerは独自Cマウントレンズ「Baslerレンズ」の生産を2015年2月より開始。同社のカメラにフィットする独自開発で、レンズとカメラの高い親和性を実現する。Baslerレンズは1/2”以下のセンサ用に設計。主にBasler aceおよびdartカメラ用に最適化されており、5MPの高解像度で6つの焦点距離のラインナップを揃える。Baslerレンズは、現行のマシンビジョン用途に最適であり、価格は14,900円からとコストパフォーマンスにも優れる。また、新たなレンズセレクターを用意(http://www.baslerweb.com/lens-selector)。必要な撮影角度、作業距離、対象物のサイズなどを入力することで必要な焦点距離を計算し、センサのサイズと解像度に適したレンズを提案する。
 




No.06 近赤外線カメラ「ABA-003IR」 株式会社アバールデータ
(株)アバールデータは、(株)ブルービジョンと協同で、950nmから1700nmに感度をもつInGaAs(インジウム・ガリウム・ヒ素)センサを使用した近赤外線カメラ「ABA-003IR」を開発し発売を開始。本製品は、VGA解像度、ピクセルサイズ20ミクロン、950nmから1700nmに感度をもつInGaAsセンサを使用した短波長赤外SWIRカメラ。使用される目的により2つのインタフェイス(GigEとCameraLink)製品を用意している。近赤外線は物質への吸収がきわめて小さいため、吸収された度合い(吸光度)の変化によって成分を算出することができ、非破壊・非接触での測定や検査が可能。
No.17 「VISION Hawkスマートカメラ」 株式会社サイレンスネット
米マイクロスキャンのVISION Hawkはコンパクトなパッケージに強力な処理能力を備えた工業用スマートカメラ。高輝度照明と視野角12/15/30/45°でフィールド交換可能なモジュラズームレンズ、そして20〜800mm以上まで素早く追従するリキッドレンズ可変フォーカスを内蔵、画素数はWVGA・SXGA・WUXGAのプラットフォームで提供する。実行ジョブの開発はビギナーにも利用できるGUIに優れたAutoVISIONソフトウェアで行う。ダイレクトパーツマーキングにも対応する強力なバーコード・2次元シンボルデコードとOCRに加え、OCVとシンボル品質検証機能をサポート、画像処理ツールは位置検出・測長・計数そして検出まで含む。
No.20 光切断方式3D計測用カメラ「FD500GE」 竹中システム機器株式会社
竹中システム機器(株)は、光切断方式3D計測用カメラ「FD500GE」を発売。本製品は高解像度を要する物体の高さ計測や精密さを要する各種外観検査用途に開発された。グローバルシャッタ動作のCMOS撮像素子搭載。ROI読み出しにより高速撮像が可能。プロファイルデータをカメラ内部で演算(重心計算方式)し出力、リアルタイムに処理する。またランダムシャッタ機能により外部信号との同期動作が可能なため、ロータリーエンコーダなどを用いた等間隔の計測が可能。レーザのスペックルノイズ軽減のためフィルタ機能を搭載。画像表示用ソフトウェアおよびソフトウェア開発キットを標準付属、撮影画像(モノクロ)を3D(カラー)画像に同時変換、画像キャプチャボードレスでPCへの画像取り込みができる。
No.21 500万画素ハイスピードカメラ「MEMRECAM HX-7」 株式会社ナックイメージテクノロジー
(株)ナックイメージテクノロジーは、小型化と低消費電力を実現した「MEMRECAM HX-7」を発売。500万画素のハイスピード撮影ができ、自動車の安全実験から燃焼技術、衝撃・破壊試験、落下試験、材料強度試験など、高精細な映像で様々な研究開発用途から生産技術分野まで幅広いニーズに応える。主な特長は次のとおり。@W100×H100×D205mmと既存のHXシリーズより小型化。A約1時間のメモリバックアップ機能を搭載。Bトリガ出力機能により複数台カメラシステムへの同期トリガ発生が可能。Cメカニカルシャッタ内蔵による自動ブラックバランス調整機能搭載。DフラッシュメモリカードCFastへの毎秒40MBの高速画像保存が可能。Eレンズ制御機能の内蔵によりEFレンズのリモート制御が可能。
No.22 ハイスピードカメラ「Phantom Miro C210J/C210」 株式会社ノビテック
(株)ノビテックは、米国AMETEKグループVision Research社製ハイスピードカメラPhantomシリーズの最新機種、Phantom Miro C210J/C210の取り扱いを開始。発売予定価格は380万円(税別)。本製品は、小型・耐G仕様のハイスピードカメラ。小型立方体73×73×73mm、500gの軽量ボディにバッテリ、バックアップメモリを搭載し、耐衝撃性170G、耐振動17grmsで、衝突、振動、落下試験などの撮影に最適。C210Jは複数台の同期撮影に適したモデルである。ジャンクションボックスと電源、通信、同期等の信号を通信するケーブル1本のシンプルな配線で、複数台同期が可能。C210はジャンクションボックスを介さない、スタンドアロン撮影に適している。
No.39 「Nd:YAG用レーザーミラー」 エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社
エドモンド・オプティクス・ジャパン(株)は、TECHSPECハイパワーNd:YAG用レーザーミラーの発売を開始。この高反射ミラーは、ハイパワービーム伝送やレーザービームステアリング等要求の厳しいアプリケーションに対して、高レーザー耐力を有する業界最高水準のオール誘電体膜IBSコーティングを採用している。各レーザーミラーには、実際のミラーコーティングロットへのトレーサビリティを含む、スペック適合証明書が個別に付属している。この高性能IBSミラーコーティングは、高レーザー耐力と45°入射時に最大99.9%の反射率を提供する。エドモンド・オプティクスはまた、同社の商品コード、設計波長、およびミラーのコート面を識別するためのレーザー彫刻を各レーザーミラーに施している。
No.44 工業用単焦点レンズ「M111FM50」 株式会社タムロン
(株)タムロンは、超高性能ピクセルピッチ3.1μm、1.1型の工業用単焦点レンズ「M111FM50」を発売。主な特長は次のとおり。@業界トップクラスの解像力を誇る3.1μmピクセルピッチ・イメージャー対応。1.1型12メガピクセル相当。A従来の当社工業用レンズで実現している、使用頻度の高い至近距離撮影での良好な画質を実現。B回転トルクを高く設定し、フォーカシング、絞り調整の際の操作性を向上。C最新の光学設計技術により、大口径でありながら画面中心から周辺に至るまで高解像、高コントラストな画像を提供。D自社オリジナルコーティング技術により、透過率を改善。E1.1型対角17.4mmまでの幅広いカメラに対応可能な高性能レンズ(有効像円:17.6mm)。
No.47 センシングバックライト照明「FASTUS OPFシリーズ」 オプテックス・エフエー株式会社
オプテックス・エフエー(株)は、センシングバックライト照明「FASTUS OPFシリーズ」の新ラインナップとして、光源色の青色、赤色を発売。今回、2タイプにそれぞれ光源色の青色、赤色を追加することで、計48機種の豊富なラインナップから最適な照明を選択できるようになった。各色の特徴として、波長の短い青色は散乱率が高く、ワーク上の微細なキズ、汚れなどのコントラストがより高くなる。波長の長い赤色は透過率が高く、透過率の違いによるワークの重なり検出や色付き容器の内部の透過検査などに最適。また独自のセンシング機能により明るさを自動管理でき、最大輝度を5万時間にわたり一定に保つことができる。
No.67 HDMIモニタボード「SVM-03」 株式会社ネットビジョン
「SVM-03」は、Xilinx社のSpartan-6とAnalog Devices社のADV7511を搭載したイメージセンサからの画像をHDMIモニタに出力するためのボード。カメラモジュールの画像をパソコンで見るのではなく、直接モニタで見ることができる。カメラモジュールとの接続は、接続基板経由で接続する。SVM-03ボードへの電源供給は、USB3.0コネクタ経由で電源供給する。パソコンのない場合は、USB-ACアダプタを使うことも可能。オプションのUVC機能を使用すれば、パソコンとモニタの両方でリアルタイム画像の確認ができる。またHDMIに対応したSSD/HDDビデオレコーダにつなげることで録画も可能になる。
No.94 X線錠剤内部検査装置「TIE-XR」 池上通信機株式会社
池上通信機(株)は、業界初となる固形剤全数内部検査に対応したX線錠剤内部検査装置「TIE-XR」を開発。本装置は、X線技術と安定した搬送方式で、最大80万錠/時の高い検査能力を実現し、業界初の固形剤全数検査に対応したX線錠剤内部検査装置である。検査部は、金属検出機では検出できないSUS(ステンレス)、ガラス、樹脂(プラスチック)などが検出可能。
No.106 自動外観検査装置「ブレイン・ニューロ」 株式会社テクノス
(株)テクノスは、検査物の位置ズレを自動認識し、正確に検査することができるニューロ視覚センサ「ブレイン・ニューロ」を発売。目の機能による「発見」に加え、脳の機能により「判断」を電子回路化した。これにより、既存のコンベアライン上でも位置補正せずに、正確な自動外観検査が可能となる。またこれまで難しかった自動車のドア装着、シームレス鋼管の気泡などの自動外観検査が容易になり、対象範囲が広がる。「スーパー5000K 7Kモデル」の上位バージョンの位置づけだが、価格は変わらず最小構成1,963万円から仕様により4,000万〜6,000万円台。
No.107 ウェブ外観検査装置「M9200C」 東芝ソリューション株式会社
東芝ソリューション(株)は、フィルムや不織布などのシート製品製造業のユーザに向けて「ウェブ外観検査装置M9200C」を販売開始。本装置は、カラーラインセンサカメラと照明を使用し、フィルムや不織布、非鉄製品などのシート上に発生する欠陥検査を行う画像検査システム。従来のM9100シリーズに、カラーラインセンサカメラを採用することで、モノクロカメラでは検出が難しい“油じみ”などの淡色欠陥の検出能力が大幅に向上する。また、RGB各色ごとに欠陥検出が可能になることで、従来区別が難しかった“色”に依存する欠陥の分類が可能になる。