2014年に各社から発表された新製品・新技術(NEW PRODUCTSコーナーに掲載)の中から、マシンビジョン関連の製品165点をノミネート。
映像情報WEB(www.eizojoho.co.jp)で実施した読者投票により、金・銀・銅の各賞を決定いたしました。



No.33
「USB3.0インタフェイスカメラ」
東芝テリー株式会社
No.90
画像処理ソフトウェア
「AZP-ALS-01」
株式会社アバールデータ
東芝テリー(株)は、組み込み用途に最適なUSB3.0インタフェイスを採用したカメラシリーズ(BUシリーズ)に高性能CMOSセンサIMX174を搭載した高画質カメラの販売を開始。有効画素数は、1,920(H)×1,200(V)(=WUXGA)で、フレームレートは最大165fpsと高解像度での高速取り込みを実現している。白黒1種、カラー2種の計3種をリリース。主な特長は次のとおり。@高性能CMOSセンサの採用により、CCDカメラに劣らない高画質を実現。Aマウント部および突起部を除くカメラ本体部は29mm(幅)×29(高さ)×16mm(奥行)と超小型で、質量32g。BUSB3.0インタフェスの採用により、4.8Gbpsの通信帯域が使用できる。Cユーザ設定により、異なる露光時間の画像を順次出力させることが可能。
(株)アバールデータは、「光切断法」の新たな手法として、物の高さの測定と物体の表面の模様を同時にカラー画像で撮影する画像処理アルゴリズム(ソフトウェア)「AZP-ALS-01」を発売開始。本ソフトウェアは、従来の光切断法の欠点でもあった測定スピードの遅さや、光沢のある物の測定ができなかった点を解決するために開発された。光切断法による3次元形状測定において、スリット光に従来のレーザ光に変わり白色LEDを用いることで、3次元形状とカラーのテクスチャ情報を取得し、形状検査とテクスチャの検査を同時に可能とした。さらにスリット光の中心位置抽出アルゴリズムを見直し、より高速、高分解能化を実現している。



No.142
卓上3D 形状計測装置
「3DEyeスキャナー」
オプテックス・エフエー株式会社
オプテックス・エフエー(株)は、JFAS(ジェイファス)ブランドの卓上3D形状計測装置「3DEyeスキャナー」シリーズの3軸(X×Y×Z)仕様タイプを発売。本装置は、研究開発や品質管理用途で3次元形状測定を行うための簡易型卓上検査装置である。3Dカメラとレーザ光源により、対象物の表面形状を高精度に計測・検査でき、表面の欠陥を定量化した数値で判定できる。従来機の1軸(X)仕様、2軸(X×Y)仕様に加え、今回発売した3軸(X×Y×Z)仕様は、Z軸の自動スキャンを実現。従来は1スキャンで0.5mmしか高さを測定できなかったが、Z軸を稼働させることで、70倍となる35mmの段差を測定できるようになった。さらに高分解能タイプなら高さ分解能が0.42μmで、数μmレベルでの高さ判別が可能となる。







No.26
デジタルラインスキャンカメラ
「TL-4096ACL/TL-2048ACL/TL-2048ACLC」
竹中システム機器株式会社
No.30
「高精度温度計測赤外線カメラ」
デルフトハイテック株式会社
竹中システム機器(株)は、CMOSセンサを搭載した産業用デジ タルラインスキャンカメラ「型式TL-4096ACL/TL-2048ACL/TL-2048ACLC」を発売。TL-4096ACLは画素数4,096、データレート400MHz、TL-2048ACL/TL-2048ACLCは画素数2,048、データレート200MHzのそれぞれ高感度・高S/Nの画像を得ることができる。CameraLink仕様、また50/85MHzのクロックレートを選択ができ、システムに合わせ豊富な組み合わせが可能である。主な用途として、高速の処理が求められるシート状検査機器入力や画像処理用入力、外観検査機器用途、その他コンピュータと接続して行う画像処理一般の用途などに適している。 デルフトハイテック(株)は、独・DIAS社製赤外線ラインカメラの販売を開始。同社製赤外線カメラは測定対象物の発する主要な赤外線・熱線をできるだけ狭い波長域で捉えることにより高精度に温度計測することを最大の特長とする。金属表面の温度計測用として1.4〜1.8μm波長域に感度をもつ赤外線ラインカメラPYROLINE128N、256Nを始め、各種品揃えがある。
No.35
カラーラインスキャンカメラ
「XCM3C4080T3」
日本エレクトロセンサリデバイス株式会社
No.46
「サーマルイメージングコア」
フリアーシステムズジャパン株式会社
「XCM3C4080T3」は、最高ラインレート18.65kHzと高速スキャンが可能で、ダイクロイックプリズムを使用した4,096画素3CMOSカラーラインスキャンカメラ。色再現性に優れ印刷検査、食品選別検査などに最適である。また、対象物に凹凸があり斜めから撮像する条件でもプリズムを使用しているため、R,G,B間の色ズレが発生しない。主な特長は次のとおり。 @最高ラインレート18.65kHz Aコマンドによる自動ホワイトバランス調整機能 Bプログラマブル露光制御機能 Cビニング機能搭載(2,048画素読出し) フリアーシステムズは、最新のサーマルイメージングコア「Muon」を発表。Muonは、自社のカメラソリューションに非冷却式FPAを統合できる大規模OEM向けに設計されている。本製品は、同社の酸化バナジウム(VOx)640×512または336×256FPA(ピクセルサイズ17μ)をベースとしており、9〜最大60Hzのフレームレートを実現する。効率的なサイズ、重量、電力(SWaP)パフォーマンスを誇るMuonは、寸法が22×22×6mm、重量が5グラム未満で、構成によっては、消費電力が300mWを下回る。
No.56
「コンパクト固定焦点レンズ」
エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社
No.160
複屈折マッピング計測装置
「KAMAKIRIシリーズ」
株式会社フォトロン
エドモンド・オプティクス・ジャパン(株)は、新しいTECHSPEC組み込み用コンパクト固定焦点レンズの発売を開始。ラインナップには16mm、25mm、35mmの焦点距離をもつF11とF16のレンズが新たに加わった。さらに種類を増やした本レンズは、広範なFナンバーを揃え、様々なアプリケーションソリューションに対して、被写界深度やスループットの選択に最大の柔軟性を提供する。本レンズは、小さなレンズ間変動と、光透過を最大化する広帯域反射防止コーティングを採用している。レンズのピント調整とピント位置固定が可能なデザインのため、ベストフォーカスをあらかじめ決めてから、装置に組み込むことが可能で、ピントを再調整する必要もない。 (株)フォトロンは、光学フィルム業界向けに従来比1,000倍の高速計測性能をもつ複屈折マッピング計測装置「KAMAKIRIシリーズ」を発売開始。本製品は、光学フィルムの「出荷検査」、「入荷検査」、「研究開発」の場面に対応したラインナップを揃えている。「KAMAKIRIWM」は、ロット単位で複屈折分布を保管し、製造日やロット番号でデータを頭出し解析ができる。「KAMAKIRI-W」は、専用ロールに巻いた10m単位のフィルムをきわめて短時間でマッピングデータを作成する。「KAMAKIRI-単体」は、生産ラインや試作ラインの狭小部や、斜め方向からの測定など、困難な設置に対応が可能。




No.06 高画素・高速カラーラインスキャンカメラ「EliiXA+colourシリーズ」 (株)アド・サイエンス
e2v社の取り扱う「EliiXA+colourシリーズ」は高画素と高速を両立した、高機能カラーラインスキャンカメラ。高画素、高速、カラーと三拍子そろった高機能モデル。高感度な2ペアデュアルカラー方式採用。ビニング機能搭載。主な仕様は次のとおり。
【ELiiXA+ colour 8K/4K】 4ライン×8,192画素、ラインレート:最大50kHz(8,192画素)、レンズマウント:Fマウント、インタフェイス:CameraLink。
【ELiiXA+ colour 16K/8K】 4ライン×16,384画素、ラインレート:最大47.5kHz(16,384画素)、レンズマウント:M95マウント、インタフェイス:CoaXPress
No.09 「サーモグラフィUSB2.0カメラ」 株式会社アルゴ
Optris社のサーモグラフィPIシリーズは、専用SDKが付属し、非接触かつ2次元で温度分布の自動検査が可能なサーモグラフィ。専用SDKを用いての検査のほか、アナログアラーム出力を利用した自動監視にも対応。またIP67対応や、耐震、耐衝撃、小型設計により、様々な環境での使用が可能。可視カメラが組み込まれているモデルもあり熱画像との同時観察が可能である。
No.11 「スキャナ方式ラインカメラ」 NECエンジニアリング株式会社
NECエンジニアリング(株)は、マシンビジョン分野向けに業界で初めて、縮小光学系スキャナを用いた「スキャナ方式ラインカメラ」を販売開始。従来のラインカメラでは、横幅の広い被写体を読み取る場合、複数台のカメラを連結することで読み取り幅を広げ、撮影された画像をつなぎ合わせて表示していた。さらに、複数の光源使用による明るさのバラつきを避けるため、カメラや各光源の調整に時間を要していた。 しかし本製品では、本体に光源を内蔵しているため別途光源の用意や明るさの調整を行う必要がなく、1台のスキャナで幅530mmまで読み取り可能なため、明度が安定した継ぎ目のない画像を実現している。
No.12 「USB3Vision準拠アクティブ光ケーブル」 沖電線株式会社
沖電線(株)は、最大20mまでの伝送を実現するマシンビジョン用カメラの高速インタフェイス規格USB3Visionに準拠したアクティブ光ケーブルを開発。電気信号を光信号に変換するモジュールと光 ファイバの組み合わせによりUSB3Visionのデータ転送速度5Gbpsに対応した本ケーブルは、FA向けの可動用光ケーブルでも実績のある同社独自の高屈曲HPCFを採用。高い可動耐久性を備え、ノイズの多い環境下でも安定した伝送が可能である。これにより、高い信頼性が要求されるマシンビジョンシステムを搭載したマウンタ(部品実装)や外観検査装置、医療用検査装置などの高度な機器に最適である。また本ケーブルはUSB規格の特長でもある給電機能もサポートしているため、外付け電源は不要。
No.21 「マッチ棒サイズ基板CMOSカメラ」 サイ・アイ株式会社
サイ・アイ(株)は、1/18インチCMOSモジュールを搭載したマッチ棒サイズ基板(3.3×3.3×12o)CMOSカメラの販売を開始。本製品は、1/18インチCMOSモジュールを使用し、さらに従来一体化されていたCMOSモジュールをCMOSセンサ部分とDSP駆動部分を小型化に成功した製品で、CMOSカメラをマッチ棒サイズ基板(3.3×3.3×12o)のCMOSまで小型化することにより活用範囲の可能性を拡大する。従来ではカメラを挿入することが不可能であった狭い個所などでの使用を実現することが可能。
No.37 エリアスキャンカメラ「CoaXPress VCシリーズ」 日本ビューワークス株式会社
ビューワークス社の「CoaXPress VCシリーズ」は、最高180fpsのグローバルシャッタを搭載したCMOSセンサに、CoaXPressインタフェイスを採用した、12メガと25メガのエリアスキャンカメラ。1本の同軸ケーブルにて最高6.25Gbpsでデータを転送し、4本のケーブルを使うことにより最高25Gbpsでデータを転送することが可能。ケーブル長は最長25mまで対応し、効果的な熱対策による低ノイズ設計を実現している。本製品の高速度と高解像度は、PCBや半導体検査など、産業の幅広い分野で威力を発揮する。
No.76 デジタルコントローラ「ILP-30M2」 株式会社イマック
「ILP-30M2」は、1,000階調のデジタルコントローラ。実装部品を高密度化し、設計を最適化することで、30W2CHでは業界最小の従来比約1/6のコンパクトサイズ、標準価格19,800円の低価格を実現。視認性のよいデジタル表示で、1,000階調の調光が可能。調光スイッチの回転させる速さに応じ調光の可変スピードが変わるため任意の調光値をすばやく設定することができる。また調光スイッチを長押しすることで、チャンネルごとにロックすることができる。さらに、本製品では外部ON/OFF信号に同期しPWM周期が開始するため、点灯ごとの明るさにバラツキがない。
No.128 視線計測装置「EMR ACTUS」 株式会社ナックイメージテクノロジー
「EMR ACTUS(アクタス)」は、これまで計測の都度必要であった、キャリブレーションを省略した“CAL Free技術”で、瞬時に自然な計測を実現した新しい視線計測装置である。この画期的な新技術の搭載により、子供やハンディキャップをもった方の計測、大量の被験者を必要とする計測に対応できる。また、新解析ソフトEMRdStreamにより、大量の計測データを瞬時に統計処理することが可能である。●キャリブレーションフリー:モニタの前に立つだけで視線計測が可能。●大量データを瞬時に整理:フィルタリング機能により条件(年齢、性別など)を選択するだけで、統計データを瞬時に表示●ACTUS SDK:ACTUS SDKにより、ユーザ任意のプログラムで、EMR ACTUSを制御することが可能。
No.145 スペクトルイメージングシステム「SIS-I」 エバ・ジャパン株式会社
スペクトルイメージングシステムSIS-Iは、赤外領域(〜13μmまで対応可能)における赤外分光イメージングを可能にした。肉眼では捉えることができない物性の違いや対象の変化を正確に捉え、画像として表現し、また定量的に評価することが可能。応用事例として、水分含有量の計測や包装容器内の物体検出、錠剤の種類判別、成分の異なる粉末分類等、生体・美容・医療・食品などの様々な分野で、今まで計測、定量化が不可能であった情報を取得することができる。国際画像機器展2014にて展示・デモ計測を実施。
No.147 汎用外観検査ロボット「FlexInspector-ROBO」 株式会社オービット
(株)オービットは、多軸ロボットと同社の画像処理ユニットを組み合わせた、汎用外観検査ロボット「FlexInspector-ROBO」を発売。様々な対象物の「目」を供給してきた同社は、今回、多軸ロボットという「手」を得ることにより、より人に近い検査が可能となった。また、画像処理、ハンドリングともに汎用化が進み、短納期化、カスタマイズ費用の最小化、調達費削減により、低価格化を実現している。「良品と同じかどうか」を検査する方式であるため、良品を登録して行くだけの簡単さと、良品と同じでなければOK判定をしない確実さをもちあわせている。本製品は、金属部品、プラスチック部品などの工場に最適。
No.152 「WAX塗布工程サーモグラフ検査設備」 オリエントブレイン株式会社
オリエントブレイン(株)は、国内初の「WAX塗布工程サーモグラフ検査設備」を開発。本システムは、従来検査が困難であったWAX塗装を、赤外線サーモカメラを使用して視覚化し、記録管理を行う。また、塗装ブース内は有機溶剤を使用する防爆エリアであるため、同社の耐圧防爆赤外線サーモカメラ「XIR-1000F」を使用することで、これを実現している。システム名称にある「WAX塗布」とは、自動車のドア等のサビを防止するための防錆塗装でドアの内側に塗布する。ドアの内側であり、かつ塗装現場という防爆エリアであることもあったが、これまでは確実な塗装の確認が困難であったが、同社のXIR-1000Fを使用することにより、塗装直後の温度差を視覚化を実現している。